Yuki:「肌のキャンバス」-4
瑠奈が気持ちいい時って…この垂れ目が更にとろけるようになっちゃって、すごく可愛いんだよな…。
唇も少しだけ噛みしめてたりして…。そういえば…この状況って、夜這いっぽくね?
こんな状況に遭遇するとは思ってもなかった俺は、自分が”瑠奈にしてみたいことを
書き出したノート”の中に「夜這い」なんてものは書いていなかった。
が、学校で寝こみの瑠奈を襲うというシチュエーションに思わず興奮してしまった。
いつもは、一応瑠奈ちゃんに聞いてからするけど…夜這いされるって分かってて夜這いするんじゃ、気分は乗らないよな、なんてことを思う。
起きたら身に着けていた衣服がはぎ取られて、体を触られていることに困惑したり、恥ずかしがっている姿が、一番興奮するんじゃないか。
瑠奈ちゃんが起きて、嫌そうにしたらやめればいい。そうしよう。
俺は、そう決めて瑠奈の制服のシャツの一番上のボタンをゆっくりと外す。
胸を絞めつける圧力から解放されたように、勢いよくシャツの襟が横に開いた。
俺があげたネックレス…つけてくれてたんだ。嬉しいな…。
ネックレスのチェーンが、瑠奈の鎖骨に乗っている。もうちょっとだけ視線を下にすると微かに谷間が見える。
「(何これ…超エロいんだけど…。)こんな風に隠しきれてないから…俺みたいなやつのオカズにされるんだぞ…。」
と瑠奈の耳元で囁くが、瑠奈が起きる様子はない。
俺は瑠奈のシャツのボタンをもう一つ外す。
勢いよく横に開いたシャツから、谷間と、水色と白の水玉模様の下着が露わになる。
下着の色が分かったところで、俺は立ち上がって自分の画材道具が入った箱から新しい袋に入った未使用の筆を1本だけ取り出す。
「今日は…指は使わないで…これだけで気持ち良くしてあげるよ。」
と俺は囁いて、谷間をなぞるようにそっと筆の毛先で胸の表面を撫でる。
そのまま、胸の谷間から、鎖骨の辺りまで筆を沿わせていき、首筋、耳たぶへと差し掛かった辺りだった。
「ぅうーん…」
と瑠奈は鬱陶しそうに手で耳の辺りを沿わせている筆を振り払おうとする。
「んっ…ごめん寝ちゃったって…って何してるの!?」
くすぐったそうに、筆を当てられてる方の首を傾けて、自分の服が少しだけはだけているのに気付いたようだった。
「勇樹くん…ここ教室だよっ…っ!誰か来たらどうするのっ…はっ…くすぐったいからやめて!!」
筆を持つ俺の右腕を瑠奈は掴んで止める。
「大体まだ作業あるんでしょ…?こんなことやってる場合じゃないよ?」
「終わったよ!!」
俺は瑠奈の手を逆に押さえつけて、そのままソファーの上に寝かせるように押し倒す。
「ごめん…。久しぶりに瑠奈ちゃんのこと見たら、変なことばっか考えちゃってさ。瑠奈ちゃん寝てたからそっとしてあげようって思ったんだけどさ…ほら…夜這いっぽいなって思ったらちょっと興奮しちゃって…。」
「だからって…ここではまずいよ…!体育倉庫の時みたいに誰か来ちゃうかもしれないじゃん…。」
だったら、また鍵を閉めてしまおうと思い、ソファーから立ち上がってドアの鍵をかける。
「これで絶対誰も入ってこれない。」
「体育倉庫の時だって、そう言って鍵閉めても開けられちゃったじゃない!」
瑠奈はソファーから体をおこしてそう言った。
俺はそのままドアの近くにある、照明のスイッチを全部オフにする。
「これなら、この教室に生徒がいるなんて、まさか思わないから今度こそ大丈夫。それに…。」
照明を消すと、窓から差し込む月明かりが瑠奈のいるソファーを照らしている。
グラウンドの水銀灯の光も差し込んでいて、思っていたよりも部室の視界は取れていた。
「美術部を尋ねてくるような人は、いないはずだから…。」
俺はドアの前から歩いていって、瑠奈の体に抱きついてソファーにもたれる。
「だからって…、ダメだよ…もう夜遅いし…帰らないと。」
「俺が家まで送っていくから…、ちょっとだけ。」
久しぶりに触る瑠奈の体は、思っていたよりもずっと柔らかくて埋めている顔がどんどん沈んでいくような感覚になる。
「人がせっかく善意で手伝ってあげようと思ったのに…、実はずっとこうするつもりだったんでしょ…?」
と瑠奈は膨れている。
「ごめん…。夜一人で寂しかったから、誰かに居て欲しくて。」
俺は瑠奈にキスをする。
「でもさー…、それ分かってて着いてきちゃうなんて、瑠奈ちゃんもこうなること、ちょっとは期待してたんじゃない?」
俺は瑠奈の舌を軽く唇で吸うようにしながら、首筋を筆でなぞる。
「違うもんっ…!てか、くすぐったいよ!」
「瑠奈ちゃんの体、今日はこれで弄ってあげる。」
俺はそこから、首筋をなぞるように筆を下ろしながらシャツのボタンを一つずつもう片方の手で外していく。
「ひっ!本当にくすぐったいからやめてっ!」
瑠奈はそう言って首を縮こませる。
シャツのボタンを全部開けて、胸の谷間から腹部へと筆を沿わせていくが、瑠奈のくすぐったそうな反応は変わらなかった。
「じゃあさ、これならどう?」
瑠奈の腰を浮かせて、ソファーと背中の隙間に手を入れて素早くブラのホックを外して、瑠奈の身に着けていたブラを外す。
「乳首、立ってない?」
瑠奈の大きい乳房の先端に押しボタンのように勃起した乳首を、筆の腹で押すように刺激する。
「ふっ…、っ…変な感じ…。」
瑠奈は少しだけ声を漏らしたが、相変わらずくすぐったくて、筆を退けようと手で胸を抑えようとする。