終章-1
【終章】
女たちは幾度も絶頂を迎えた後、それぞれの相手の射精をその淫口の深くで受け止めた。子宮に注がれる刺激に、女たちの表情が淫らに緩んだ。
6人の親族は、はあはあと心地好い事後の呼吸を繰り返し、繋がったまましばらく余韻を味わっていた。
しばらくすると、弘美が主宰家のホステスらしく、一番初めに後始末に動いた。ティッシュ箱に手を伸ばして、2、3枚のティッシュを引き抜いてから、拓哉のモノを抜いて、精液が零れないように自身の股間に宛がった。
「あっ、叔母さん、そうするんじゃなくて」
春奈は弘美の動きを見て、慌てて声を掛けた。
「えっ?どうしたん?」
股間から溢れる精液を拭きながら、キョトンとした弘美が春奈に聞き返した。
「あっ、お義姉さんごめんなさい。ちゃんと言ってなかったわね」
事前の打ち合わせもないまま始まったため、響子は弘美に事後処理の仕方を教える間がなかった。
「どういうことなん?」
弘美は、ニヤニヤと笑う響子と春奈を交互に見比べた。
「叔母さん、終わった後はこうするのよ。勇気、ちょっと抜いて」
春奈は肉棒の抜けた勇気の身体からスルリと移動すると、こちらも徹から抜かれた響子の淫部に顔を埋めた。
「ああん、春奈ったら、もっと優しく〜」
響子は娘が与える股間の刺激に身を捩らせ、春奈は驚く弘美の視線を感じながら、響子の股間から溢れる徹の精液をジュルジュルと啜って飲み込んでいった。
「あうう、そ、そんなに…ああん、いい、いいわ、春奈、はあん」
「うふふ、お母さんたら、叔父さんにタップリ出されたわね」
春奈は徹の味が薄まるまで、響子の嬌声を聞きながらペロペロと舐め続けた。その春奈の四つん這いになった尻からは、勇気の精液が零れ出していた。
今まで男2人と女1人の乱交だったので、弘美がこの事後処理に気付かないのも仕方がなかった。
「わかったわ。こうするんやね」
直ぐにそれを理解した弘美は、春奈の精液が垂れる尻に顔を埋めた。
「やああん、叔母さんたらああ、ああん、そうよそう」
突然の刺激に春奈も歓喜の声を上げた。
「やん、『叔母さん』やなくて、エッチするときは弘美って呼んで」
弘美は春奈の淫口に指を差し淹れながら自身の嗜好を伝えた。
「やあん、弘美ったら、そんなに捏ねたらダメえええ」
賢い春奈は直ぐに弘美の希望を聞き入れた。
「ああん、嬉しい〜」
小学生の娘に呼び捨てにされてゾクゾクした弘美は、興奮のまま幼い淫口に差し込んだ指を、さらに激しく出し淹れさせた。その度に淫口から息子の放った精液がヌチュヌチュと溢れ出してきた。
「やあん、可愛いオメコから勇気の精子が一杯出てきた〜」
弘美は嬉々として、それを美味しそうにペロペロと舐めとっていった。
もちろん、ただ舐めとるだけではなく、ピンク色のクリトリスへの刺激も忘れない。淫口の中の刺激とクリトリスの刺激で、春奈はあっという間に高みへと登っていった。
「いやあああん、イクウウウウウ」
その瞬間、春奈の淫口から淫らな液体がピュッ、ピュッと放出された。弘美はその
精液混じりの潮を顔に浴びながら、恍惚の表情を浮かべた。
「ふう、やれやれ」
満足顔の拓哉がため息混じりでつぶやいた。
第1ラウンドが一段落し、インターバルの間に徹一家の性行為を記録した動画を観賞することになった。徹たちがその準備をする間、春奈はオナニーのオカズ用に勇気のイチモツの撮影をし、拓哉と響子はソファーに座って寛いでいた。
「お義姉さん、どうだったの?」
「まあまあかな」
響子の問いかけに、満更でもなさそうに拓哉は答えた。
「うふふ、何が『まあまあ』よ、『弘美ー!』って叫んでたくせに」
響子は拓哉の腕をつねった。
「イテッ!そっちこそどうなんだよ。『お兄ちゃん、お兄ちゃん』って煩かったぞ!喜んでたんじゃないのか」
やはり、拓哉も響子の感想が気になっていた。
「やあねえ、焼きもち?あたしは拓哉くんが1番よ。あれは『これはお兄ちゃんじゃない』て言ってたのよ。でもやっぱり感じちゃって声が出なかったの。でも、あくまでもバイブレーターのつもりで感じてたんだよ」
苦しい言い訳だと自分でも思っていた。
「そうか、ならいいんだけどな。何だか昔からやってたような感じだったから、気になってな」
「そんなわけないじゃない。お兄ちゃんだよ」
「そ、そうか…」
速攻で否定した響子の言葉に、拓哉が安堵の表情を浮かべた。