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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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友達-2

タクミと健は、タクミの家に入る。
健が言う。

「あー、びっくりしたー。」

「、、知り合いなの?」

「うん。姉ちゃんの元上司〜」

「、、上司?」

「T駅の、駅ビルの、、、
ほら、2階にある洋服屋、なんだっけ?
なんとか、クチュール? 名前忘れちゃった。」

「、ち、、、常盤さんが?
そこで、働いてたの?」

「うん。 店長してたっしょ。
、、、って、知らないか。」

   、え !?

、 、 店長 ! ? 

   、 ってか、、 、

        誰の 話 ? ?

「平日の夜とか、よくうちに遊びに来てた。かわいいから覚えてるわ。」

「、、、店長って、 
それ、嘘じゃない?」

「 は?」

「いや、、だって、あの人、、
、、、ぬけてるし、どんくさいよ? 
足とか怪我した事、あって。 
ちょっと前に、助けたりした、、。」

「え、マジ? そーなんだー。
ね、漫画、タクミの部屋でしょ?
新しいやつから読みたい。」

健はタクミの部屋の漫画の場所に向かう。
ベッドに座り、漫画を読み始めた。
タクミはちづるの事を聞き出そうと、健に言う。

「、、ね、常盤さんの事、もうちょっと教えてよ。
 
あの人、 、 ほら、 、
あれなんだよ。
、 、、、

変わり者で、この団地で結構有名なんだよ。
決まった曜日じゃない日に生ゴミ捨てたり。
夜中に凄い騒いだり、、。」

、 、 ちづちゃん 

           ごめん 。

「え? そうなの? 
人って分かんないもんだねー、、、。」

健は漫画を読みながら言う。

「俺、隣だからさ!
ちょっと怖くて。
ね、あと何知ってる!?」

「えー?
俺もあんまり知らないよ。
あー、、、
旦那さんは、かっこいいけど。」

「旦那!? 見たの?」

「姉ちゃん、結婚式行って、写真だけ見た。
、、、、あ、でも、、、」

健は思い出し、ふっと笑った。

「何 ??」

「結婚式やる前に、常盤さん遊びにきてさぁ。姉ちゃんと酒飲んでて。
結婚式でヒール履いたら旦那の背をぬいちゃう、、とか、うちで騒いでたな。」

 、 、 背 ? 、

「背が低い旦那? みたい。」

「、 、 、、。」

「でも姉ちゃんは常盤さんの事、結構怖がってた。」

、 、 、 ! ? 怖い ! ?

 、 、 だから、誰の話 ! ?

「、、怖い人なの?」

「まぁ、仕事だからでしょ。
真面目すぎて疲れるって、姉ちゃんよくぼやいてた。 
あ、ねー、、この新刊さぁ、、、」

健は漫画の話を始めた。


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