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あぁ...いやらしぃ 好色OL・絵美
【OL/お姉さん 官能小説】

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お尻の感触-1

彼女と初めて出会ったのは、病院のレントゲン検査室の前だった。
「シムラエミさーん、シムラさん」
レントゲン技師の男性が、患者の名前を呼び、入室を促した。
「はーい」
ソファの一番端に座っていた女性が立ち上がった。
ぎこちない手つきで松葉杖を使い、恐る恐るといった感じで歩き、どうにか部屋に入っていった。

「サワムラケイイチロウさーん、サワムラさん」
僕の名前が呼ばれた。
既にレントゲンの検査が終わっていた僕は、血液検査と心電図検査の順番待ちをしていたところだ。
「サワムラケイイチロウさんですね。それでは採血させていただきますよ」
年の頃なら40半ばくらいの人の好さそうな看護師さんだ。
スッと針を刺し、スーッと血を抜き、サッと針を抜く。
淡々としながらも淀みない流れで、アッという間に採血は終わった。さすが毎日何人も採血を行っているだけあって、上手いもんだ。
「サワムラさん、心電図の検査が残っているのでもう少し廊下でお待ちくださいね」

再び廊下のソファーに座っていると、先ほどの松葉杖の女性がレントゲンの撮影室から出てきた。
「シムラさん。血液検査と心電図検査もあるのであちらに座って待っててください」
そういって僕の方に案内した。
何人か検査を待っている患者がいるので、ソファーは僕の隣しか空いていない。
彼女は相変わらずヨロヨロと歩いている。松葉杖の使い方には慣れていないようだ。
ようやく席の前に辿り着き、腰を下ろそうとした瞬間、態勢を崩した。
「キャッ」という声を上げながらよろめいた。
転倒は免れたが、尻餅をつく格好で僕の膝の上に着地した。
ムニュ!!
彼女の柔らかなお尻の感触が僕の太ももを伝う。
「あ痛っ」
咄嗟に声が出てしまった。
「あ、ゴメンナサイ。松葉杖に慣れて無くて・・・大丈夫ですか。痛くなかったですか」
彼女は申し訳なさそうに頭を下げた。
ゆっくりと目を合わすと、愛くるしいドングリ眼で可愛らしい感じの女性だった。
(お、まあまあカワイイじゃん。21、2かなぁ。若ぇなぁ・・・)
「ああ大丈夫ですよ。それよりそっちは大丈夫?」
「は、はい。なんとか・・・大丈夫みたいです」
着地の際、少し僕の膝がめり込んだのか、お尻を気にしているけれど、大した怪我はない様だ。
彼女は苦笑いをしながら僕の隣に腰を下ろした。

「はい、サワムラさんはこれで検査終了です。病室に戻っていいですよ」
僕は「ありがとうございました」と言って心電図室を後にした。
病室に戻ろうとすると、先ほどの尻餅着いた彼女と目が合った。
「さっきは本当すいませんでした。痛みは出ていないですか?」
申し訳なさそうに聞いてきた。
「ああ、全然大丈夫ですよ。ほら、この通り」
僕は松葉杖を起用に操り、何でもないことをアピールした。
実は僕も松葉杖を使っている。使い始めて3日目なので、もう手慣れたものだ。
「ふふふっ。良かった」
笑顔もなかなかカワイイ。

「入院しているんですか?」
彼女はパジャマを着ている。通院患者にしてはラフな格好だ。
入院していることは間違いなさそうだが、とりあえず聞いてみた。
「ええ、3日前に手術をして、今は東棟の3Fにいます」
「へぇ〜、俺もこの前までそこにいたよ。今はリハビリテーションを中心にする西棟の3Fに移ったけど」
「そうなんですか〜偶然ですね」
偶然ではない。ここの病院は、骨折など手術の後にリハビリをする患者は、頃合いをみてリハビリの病棟に移動するのが多いと看護師から聞いていた。
「リハビリするんだったらそのうち俺のいる病棟に移ってくるんじゃないの?それまで俺がいるかどうかわからないけど」

「シムラさーん。シムラエミさーん」
「呼ばれてしまいました」
そう言って、またヨロヨロと立ち上がり、慣れない松葉杖を必死に操ろうとしていた。
「大丈夫。すぐ慣れますよ。松葉杖を上手に使うコツはビビらないこと」
僕は松葉杖を脇の下で支え、ブイサインを送った。
「優しいんですね。うん、頑張ってみます。でも、倒れそうになったら支えてくださいね」
思いもよらない言葉に僕はちょっとドキっとした。
「う、うん。任せておいて」
彼女は、気持ち積極的に検査室のドアに向かって歩き出した。
僕は、支えると言った手前、ポーズでも彼女のそばに寄り添った。
フワッとイイ匂いがした。

「じゃ、頑張って」
そう言って彼女を見送った。
「待っててくれないんですか?」
完全に予想だにしなかった一言。
「えっ!?」
「だって、倒れそうになったら助けてくれるって言ったじゃないですか」
少しむくれた様な言い方で、すねた仕草を見せる。
(けっこうこれに騙される男多いんじゃないの!?)
このような女の行動に何度となくあしらわれたことのあるケイイチロウは、少し警戒感を抱いた。
しかし、出会って間もないだけに、どうこうしようという気にすらなっていない。
たまたま廊下で出会っただけである。
ただ、彼女のお尻の感触がなんとも艶めかしく、いやらしい気持ちがムクムクと湧き上がってきたことも間違いはない。
(ま、入院中のことだから、そんなに神経質にならなくてもいいか)
長期入院にはならないことは医者からの説明でわかっている。
病院でナンパなぞする気もないし、なにかあればラッキーぐらいにとどめておこう。
そう思い、彼女の検査終了まで付き合うことにした。


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