Runa:「真夏の余韻に」-5
「ねえっ…大丈夫？」
勇樹があまりにも過剰に反応するので、思わず声をかけてしまう。
「大丈夫っ…瑠奈ちゃんの唇が気持ちいいからっ…敏感になってるだけ。」
そう言いながら、私の頭を撫でる。
そして、勇樹は私の指を舌の横や裏を使って沿わすように舐めながら、全体を口に含む。
「あっ…気持ちいいよ、瑠奈ちゃんっ」
同じように私も勇樹の肉棒を舐めながら、勇樹の体がビクビクと反応するのを見ながら、爆発しそうになっている下半身の化物を口に含む。
勇樹の口に咥えられてた人差し指の指先に、口の中で喘ぐ吐息がかかってくすぐったい。
ペニスを咥えながら、勇樹の表情を見る。
痛そうな表情にも似て、片目を瞑って私の指をスムージーを飲むように咥えこんでいる。
私の視線に気付いたのか、私と目が合うと勇樹は両目を開けて私をじっと見る。
そしてそれからすぐに、私の咥えこんでいる勇樹の肉棒がズイッと私の口を押し上げるかのように力強く隆起する。
「んっ！」
もちろん勇樹の肉棒が突然動いたことには驚いたが、それよりもその動いたペニスにの顔が思わず押し上げられてしまうほどの力強さに驚愕する。
なんて、下品なの…。
私は節操のないそのペニスに憤りを感じて勇樹を見る。
「ごめん、そんなに怖い顔しないで。瑠奈ちゃんの上目遣いがエロくて、ドキドキしちゃった。」
上目遣いって…私が咥えながら勇樹を見た時のこと？
あれのどこがエロいって思うのか、私には理解できなかった。
男の人は、上目遣いに弱いなんてよく言うけど…本当なんだね。
勇樹が再び私の指を咥えて、口の中で私の指に巻きつくように舌を動かす。
指の側面や腹の部分に舌の裏側と思われるザラザラした感じがして、私も同じように舌を動かして、勇樹の熱くて硬い肉棒を舐める。
「っ…！」
勇樹の足に物凄い力が加わっているのが分かる。
乳幼児のように足の指が激しく動いて、太ももに力が入っている。
「はぁっ…気持ちいい。こんなに、エッチな体した女の子に舐めてもらったら、すぐイッちゃう…。」
勇樹は私の指を含みながら、そう言って私の体のラインを撫でるように触る。
勇樹の頬の内側は、とても柔らかいことに気付いて、私も同じように勇樹の硬い肉棒を自分の頬の内側に押し付けてみる。
勇樹のカリの部分が、私の頬を突き上げるようになって、飴玉を頬に含んでいるようになる。
「瑠奈ちゃんの口の中、柔らかくて気持ちいいよ…。」
勇樹はそう言って、私の指を握ると唾液をたっぷり含んで滑らせるように私の人差し指を口に出し入れする。
私も同じように、舌を動かして唾液を出しながら勇樹のペニスを上下に刺激する。
「ハァッ…うっ…」
男の人は、陽ちゃんみたいに可愛い声で喘ぎ声を出さないんだと、私は熱い肉棒を初めて咥えて気付く。
呼吸が荒くなって、その合間に呻き声のような苦しそうな声を出す。
それでも勇樹の表情は、快楽に満ちていてそのアンバランス差に多少の疑問を覚える。
いつも厭らしい顔つきで私の体を触りまくる勇樹が、私がペニスを咥えるとたちまち立場が逆転する。
興奮している、という自覚はないものの、勇樹が一方的に悶える姿を見せつけられて、『この人はこのままするとどうなってしまうんだろう』という好奇心は少なからずあった。
「んんっ…。」
少しでも抵抗してやろう、という憎たらしさからなのか、勇樹が時々私の乳首を摘まんだりすると、思わず声が出てしまう。
勇樹は私の指に舌を忙しく絡ませながら、徐々にピストンの速度をあげていった。
私も、思わず負けないようにと動かすペースを速めていく。
少しだけ、顎が疲れてくる。自分の指約4本分の太さの棒をこんな風に激しく口に出し入れすることには慣れていなかったし、意外と体力を使う。
「はぁっ…瑠奈ちゃん激しいっ…！やばいかも…。」
勇樹のペニスは、どんどん硬くなっていって時々私の口をこじ開けるように大きく膨張する。
でも、どうしたらいいんだろう。
この後勇樹は射精してしまったら、陽ちゃんのベッドが精液で汚れちゃう。
私が…口の中で受け止めないといけないのかな…？ティッシュはどこに…。
部屋の色んな方向を探していると、陽ちゃんの化粧ポーチの近くにティッシュをあるのを見つけたものの、このベッドの上からは距離があって届かない。
「やばいっ！イクっ…！」
勇樹の顔に目をやると、勇樹は歯を食いしばりながら、顔を上に向けている。
勇樹のペニスは、上顎を突き上げるように数回に渡って激しく脈を打ち、同時に勢いよく熱い精子が口の中で弾ける。
舌に精子が絡まるようになって、初めて男の人の精子がしょっぱいものなんだと気付く。
決しておいしくなんてない。
ビクン、と何度も私の口の中で突き上げる度に、精子が出され、しばらくそれが続いた。