投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

愛すべき彼女と肉塊
【学園物 官能小説】

愛すべき彼女と肉塊の最初へ 愛すべき彼女と肉塊 55 愛すべき彼女と肉塊 57 愛すべき彼女と肉塊の最後へ

Runa:「真夏の余韻に」-4

よくわからない初めて触る男性器を、そのまましばらくゆっくりと、上下に擦っていた。

勇樹のそれは、決して萎縮することなく、ずっと硬くなったままだ。

「瑠奈ちゃん…そろそろ平気?やっぱりやめとく?」

勇樹が私の腕に触れてそう言った。

初めて、男の人のペニスを咥えるんだ私。

エッチな本やDVDの中だけのことだと思っていたから、まさか自分がする立場になるなんて、思ってもみなかった。

それでも、勇樹が気持ち良さそうにしてるところが私は見たくて。

普段されている変態行為の仕返し、みたいなところももちろんあるけど…。

やっぱり、ギブアンドテイクをしないと、おかしくなるんだろうね、人間って。

浩人と一緒にいれるだけで、満足だった私と、私とセックスできるだけ、むしろそれしか目的になかった浩人との関係が破綻したみたいに。

だから私は、「する…。」と勇樹に答える。

「じゃあ、指を俺の方に出して、どっちの手でもいいから。…今の体勢的に左手の指がいいのかな?」

何をしようとしているのか、私には理解できなかったけど、言われた通りに勇樹に手を差し出す。

勇樹は私の左手に触れて、手を繋ぐと思っていた。

「瑠奈ちゃんの手、綺麗だね。爪も切ってあるし、細くて綺麗な指。」

そんなことを言われたのは、初めてだった。

確かに普通、手をまじまじと見られることなんてないしな…と考える。

「女の子とする時は、『男は爪を切れ。』なんて言うけど…。」

勇樹はそう言いながら私の人差し指を持つ。

「ちょっとその気持ち分かってしまうかも。」

と言って勇樹は私を見る。

そういえば、勇樹も爪は短かった。というより、なかったという方が正しい。

どうも、爪を噛む癖があるようだ。私と一緒に下着を買いに行ったあの日も、爪を噛んでいる時があったような、なかったような。

おかげで私は中に指を入れられた時も痛いと思ったことはなかった。

でも私には関係あるの…?爪が長いと、ペニスを触った時に痛いから?

「想像して、瑠奈ちゃんのこの綺麗な左手の人差し指は、俺のちんこだと思って?」

「…え?」

勇樹が何を言っているのか分からなくて困惑していると、勇樹はそのまま私の左手の人差し指にキスをした。

「俺が、瑠奈ちゃんの人差し指にキスしたり、舐めたりするから、俺がしてるのと同じように、瑠奈ちゃんも俺のちんこにキスしたり、舐めたりしてみて。こうすれば、俺が瑠奈ちゃんにどこを舐めて欲しいっていちいち口で言わなくていいし、分かりやすいでしょ?」

勇樹は、大事そうに私の指を口に持っていって、また私の指先にキスをしながら、

「それに、指にキスしたり舐めたりする、なんてちょっとこれもエッチじゃない?」

と笑顔でそう付け加える。

私の指は、まるでキャンディや飴みたいに、勇樹の唇に何度も触れる。

どうして、そんなにいやらしいことをそう何度も思いつくのかしら。

指先に次に指先にキスされたら、それに合わせようと私は再び勇樹のペニスを握った。

勇樹はまた、ゆっくりと私の指を唇へと持っていく。

私もそれに並行するように、勇樹の肉棒へと唇を近づける。

微かに鼻を刺激する、男の人の匂い。

ちょっと嫌だなって、思ってしまったものの、よくよく考えれば私も自分のいやらしいところを舐められてるんだから、嫌がってしまったら自分勝手だなと思った。

勇樹の唇が指先に触れて、私も同じように勇樹のペニスの先に唇で触れる。

「ふっ…。」

私の唇が勇樹の肉棒に触れただけで、その先っぽがビクンとして膨らむ。

「ごめん、俺敏感だから結構反応しちゃうんだよね。」

私の唇が触れただけで、勇樹は吐息を漏らした。

勇樹は、私の指の腹を唇にキス、というより押し付けるようにしている。

私も同じように、先っぽの裏側の辺りに自分の唇を押し付ける。

「はぁっ!瑠奈ちゃんの唇、やっぱ柔らかいよねっ…、ぷにってなったよ今。」

私は思わず笑いそうになる。いつも私の体を触っている時は、ニヤニヤしているか、真顔なのに、今日はすごい困り果てたような顔をして、よく喋る。

「勇樹くん、うるさい…。」

ごめん、と言ってから私の指を今度は舌の先でツンツンと押すように舐める。

「あっ!」

私もそれに続くと、吐息混じりの男の声をあげる。

勇樹は、その後も私の指を色んな角度から舐めたり、キスをしたりして、私がそれに合わせる度に、体がビクンと反応したり、声を漏らしたり、息が荒くなる。

男の人のここって、そんなに敏感なの?

私だって、指を入れられたり、触られたりして気持ちいいって思うし、声も出ちゃったりするけど…これじゃまるで虐めてるみたい。




愛すべき彼女と肉塊の最初へ 愛すべき彼女と肉塊 55 愛すべき彼女と肉塊 57 愛すべき彼女と肉塊の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前