人に言えない響子の卑猥な黒歴史-2
こうしてセックスの後で行う日課を終えた響子は、ふうっとため息をつくと、意を決して本題を拓哉にぶつけた。
「ねぇ拓哉くん、最近、少し疲れを溜めてない?」
「どうして?」
「だって、朝も眠たそうだし…、春奈が寝入った後の2回戦目の回数が少なくなってるし…、それにオチンチンの勢いが…」
「それか。オレも気にはなってたんだけどな」
「やっぱり毎晩2人を相手にするのは無理がありそうね。回数減らそうか」
「元々強い方だから、まだまだ大丈夫だと思うけど、やはり毎晩となるとキツイのかなあ。かといって回数減らしたら2人が可哀想だろ。それに春奈に対しては、いつも強い父親でありたいしな。せめて春奈が結婚するまでオレが満足させたいしな」
妻想いで子煩悩な拓哉だった。特に可愛い春奈のためなら無理してでも頑張る傾向にあった。
拓哉の性格を知る響子は、そう言うだろうと思っていた。
「2対1だからね。せめて2対2なら拓哉くんも無理しなくていいんだけど…」
響子は少し言いにくそうに語尾を弱めた。
「それって、オレ以外に男を引っ張り込むってことか?」
「う〜ん、そんなんじゃないけど…、でも、そうしないと拓哉くんがもたないかな…、なんて…」
回りくどく言っても話の中身は変わらない。拓哉にしてみれば、『オレの女たちが別の男に抱かれる』ということだった。
「ダメダメ、オレを心配したようなこと言っても、結局は響子と春奈がオレ以外の男と楽しみたいだけじゃないか。それならオレは寝取られ損だ」
「べ、別に拓哉くん以外を楽しみたいってわけじゃ…」
響子の語尾が益々小さくなってきた。
「ダメだ!」
取りつく島のない言い方に、響子はガックリと肩を落とした。が、
「オレにもメリットが無きゃ話しにならないよ」
続いた拓哉の言葉に、響子の表情はパアッと明るくなった。
「じゃあ、拓哉くんの相手する女性が居ればいいの?」
「ははは、そうだなあ、弘美義姉さんみたいな美人に限るぞ。ははは」
明るく優しい弘美に密かに憧れていた拓哉だった。
(オレのモノでお義姉さんヒイヒイ言わせたい。それよりもお義姉さんの肛門の匂いを嗅いで舐め回したい)
拓哉の邪な心を知ってか知らずか、同じく邪な想いを秘めた響子の表情がさらに明るくなった。
「まあ、そんな旨い話が本当にあればだけどな。もういいだろ。冗談はこれくらいにして今日はもう寝るぞ」
拓哉は、主婦として母親としていつも幸せそうな弘美が、そんなことを同意するはずはないと思っていた。
「待って!それがあるのよ旨い話が。ちょっと聞いてくれる?」
「何だって?」
拓哉は食いついた。
「今日のことなんだけどね…」
響子は昼にあった出来事を拓哉に説明し始めた。しかし、一部の内容はオブラートに包んでだが。