春奈の淫らな経験値-4
「ほら見なさい、こんなにヌルヌルさせといて、感じて無かったないんで言わせないわよ」
響子は春奈が反応するように指を激しく動かし始めた。この一年で春奈の急所は知りつくしていた。
「あっ、あっ、ち、違う、お母さんが…す、するから…あん、あん」
「正直に言いなさい。お父さんにおっぱい揉まれて感じたんでしょ」
差し容れる指を2本に増やして、春奈のGスポットを擦り始めた。さらに硬くなった乳首を責めることは忘れない。こうなったら春奈は響子には叶わなかった。
「ああっ、ああっ、そ、そう、感じたの、ああん」
「それでどうなったの?」
「あん、オ、オマンコ…濡れ…あん、あん、オマンコ…、あんあん」
「はいアウト!これでお相子ね」
春奈にその言葉を言わせた響子は満足して指を抜いた。
「ああん、ズルいんだから〜」
「ズルくないわよ。感じた春奈の負けよ」
勝ち誇った響子に春奈は噛みついた。
「あたしが言いたいのはそんなことじゃないわよ。あたし、お母さんがズルしてるの知ってるんだからね」
「な、何のこと?」
少し思い当たる節のある響子は慌てた。
「罰で順番を飛ばした日、あたしが寝た後でお父さんとセックスしてるでしょ」
まだ小学生の春奈のことを考えて、淫らな行為は夜の10時半までに終わらせて、春奈を休ませることにしていた。これは半年前に反古にされた【一つ、春奈はお父さんと最後の一線は越えないこと】に代わり、新たに設けられた【決め事】だった。
「し、知ってたの?」
「そうよ、罰の次の日に限って、お父さんのオチンチンの起ちが悪いからおかしいと思って起きてたのよ。そうしたら案の定お父さんに跨ってたじゃない」
絶頂を迎えた春奈は熟睡をするのが常だった。なので気兼ねなく喘ぎ声を上げていたのだ。
「うっ…」
返す言葉が無かった。
「ホント、自分ばかりズルいんだから」
「ごめんなさい…」
ことセックスに関しては母と娘もなく平等の立場だった。親としての優位性を出せば、折角の楽しみが壊れてしまうと思っていた響子は素直に謝った。
「もうしないでよ。それでなくてもお父さんの起ちが悪くなってるんだから」
「えっ?春奈もそう思ってたの?」
春奈の半分嘆きのような言葉に響子は喰いついた。
「うん、亀頭の膨らみが微妙に少ないというか、カリの部分に張がないというか…」
それは響子も同感で、自分の膣内を往復する肉棒に力の無さを感じていた。顕著に現れたのが、射精後の余韻勃起の短さだった。
フィニッシュを迎える順番でない場合、目の前の2人の性行をオナニーしながら待ち続け、射精後に抜かれた肉棒の余韻勃起を味わうことが、響子と春奈の乱交の〆だった。その射精後の楽しみが、ここのところ短くなってきたことが2人の気がかりだった。
「やっぱり毎晩だとキツイのかなあ…」
大好きな父親に無理をさせてるのかと思って、春奈の心は穏やかではなかった。
「そうよね。もうアラフォーだものね…」
響子の交友関係の中には、夫が40代に入ってから完全セックスレスになった気の毒なママ友もいる。今まで他人事だと思っていたことがズンと心に圧し掛かってきた。
「どうする?回数減らしちゃう?」
今も順番にしているので、女側は2日に1度の割合だった。それが1日休みとなると、4日に一度となり週に2回も廻ってこないのだ。
春奈を巻き込む前までなら2週間もないことも有ったが、この半年で今の回数ですっかり慣らされた女体に、淫らな疼きを押さえることができるだろうか?響子にはその回数で満足する自信が持てなかった。
「まあ、そのことはあたしにも少し考えがあるの。後でお父さんと相談するわ。とりあえず、お風呂を出て楽しみましょ」
風呂から上がり、バスタオルで体を拭いたがもちろん下着も着けず全裸のままで寝室に向かった。