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恋のMEMORY
【少年/少女 恋愛小説】

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ハッピーイルミネーション-4

「とんだクルシミマスだぜ(クリスマス=クルシミマス)」
「んもぅー、巴ちゃん呼んで治して貰おうかぁー。」
「冗談、イラついてまた病院送りされるべさ。」
「はぁ、自分から誘っといて情けないなぁー。」
「んな巴みたいな事言うな、大丈夫俺なら行ける、だから。」
「そんなんじゃ気になって行けないよぉー、ほら一旦巴ちゃんの家で手当てして。」
「何でそんなアイツに拘るんだ!?いだだ。」

うーん困ったなぁー、会場に救護センターはなかったし近くに病院はないしかと言って
救急車を呼ぶほどでも、「また君か(笑)」って事になりかねない。

一体どうしたら…。

「だから、俺なら平気だって。」
「でも…。」

巴ちゃんに良い話題が出来たけど…、一体どうすれば。

混乱してきた私。そこに突然一台のタクシーが私たちの前に現れ、窓が開き。そこから
予想外の人物が顔を出し。

「乗りなよ。」
「え……、嘘。」

あまりの展開に固まる私。けど痛がって苦しむ佐伯君の手前、考える暇はなく。



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