大人-1
ちづるはシャワーが終わり、部屋に戻ってきた。明日洗うから、と、じゅうたんの濡れてる箇所にタオルをひいた。
ちづるが言う。
「もう2時だね、。
あ 紅茶、飲む?
私、のど乾いちゃった。」
「じゃあ、俺もほしー。
、 、ね、なんで今日はおしっこじゃなくて潮だったんだろ、。」
「えーー? 分かんないよ、 、。」
ちづるは紅茶を入れながら答えてる。
「、 、 大人に、なったのかも。」
「 えー?
ちづちゃん、大人じゃん、 、」
、 、 、 え 、 ?
もしかして、 、
『大人に、、ならなきゃー、ね、』
、 、 俺が
言ったから ?
、 、 、
いやいやいや いや、
そんな訳 ない。
それ、素直を通り越して神業、
だよな。
ちづちゃんにそんな事、出来ない、 、、 、はず、 、
「タクミ君 ? 」
「、ん? あー、ありがと。」
タクミは紅茶を受けとる。
ちづるも隣に座って、紅茶を飲んで、明日の予定の話をした。
タクミはまた、夜だけバイトだった。
雑談をして、紅茶を飲み終わる時に、ちづるが小さく呟いた。
「、 、 かわいい子、いた?
、 、 合コン、、」
「、え ?」
「、 、 ぁー、
、 なんでもない、 、 。」
タクミはニヤニヤし始めた。
「、 、 えー?
ヤキモチ妬いてるのー?」
「、 、違うよ 、。
ちょっと、聞いてみただけだよ。」
「大人なのにー
ドリンクバーの合コンにヤキモチ妬いちゃってるー!」
「、っ、!、」
「かわいい子ね、いたよ?
3人とも可愛かったけど、得にショートカットの子が〜 可愛くて。
俺の友達が狙ってる感じだったー。
俺も狙おうかなー 。」
もう名前忘れたけど 。
「、 、 私、 」
ちづるは立ち上がると、タクミに背中を向けた。
「、ん ?」
「、 、もー 寝る、。」
「、あ、怒った ?」
「、 、 怒ってない 。」
ちづるはタクミを見た。
誤魔化すような顔をして、言う。
「 怒ってないよ、、だから、、」
「 ん、?」
「、 、今日も、一緒に
お布団 、 入って 。」
「、 うん、。」
、 、 、
かわい 。
いつもの、お子ちゃまな
ちづちゃんだ 。
2人は寝室に移動して、1つの布団に入った。
「タクミ君、 あっち、向いて?」
「、え? 、 、 こう?」
タクミはちづるに背中を向けた。
「うん 。」
ちづるはタクミの背中にピッタリとくっつく。
「あったかーい、 、 、。」
「、 、 、 。」
おんぶ紐の赤ちゃん 的な ?
しばらく、ちづるはそのままタクミの背中にくっついていた。
「ね、? もういい?
、 、 俺さ、、、なんか、、
今日、エッチ焦ってたかもー。
ね、もう1回、しよ、?」
タクミはちづるの方に体をむける。
「、 、 え、。 寝てる、。」
ちづるは気持ちよさそうに眠っていた。
「、 、 、 、 。」
こないだもそうだったけど、布団入ってから寝るの、早くない?
のび太 かっ !?
、 、 、やっぱり、
ちづちゃんはお子ちゃまだ。
きっと、さっきの事は、 、 幻だ。
潮吹いたのも、 、 偶然 だ。
、 、 、、 。
でも、 、
あの、ちづちゃんの姿、 、
エロかった 、 、
、 、 、 、 、 、 、
タクミはちづるの頭を撫でる。
指を舐めていた姿を思い出し、もう片方の手でオナニーを始めた。
ちづるはぐっすり眠っていて起きそうもない。
しばらくオナニーをして、タクミはイッた。
「、、っ、、ぅ、!、、、」
静かに、ティッシュを取る。
「っ、はー、、、、、、。」
ちづるの寝顔を見て、ふと、考える。
もしかして俺、ちづちゃんの身体を 開発 したのかな 。
、もし、 、いつか、
俺達が別れたとしたら 、 、
他の男と、エロい事を謳歌 ?
、 、 、 、 、 、 。
『昔は、、そういう、エッチな事とか、考えないようにしてたんだけど、、、。
1人の時間とか、多くなって、、。
それで、DVD観て、止まらなく、なっちゃって、、。』
って、さっき言ってた。
性欲は、やっぱり強い。
ちづちゃんの心に、旦那はいない。
近い将来、もし離婚したら、、、
ちづちゃん美人だし、
普通にモテる 、よな 。
、 、 、 、 、
「はぁっ、、。 なんだ、俺、、」
なんか、 、
俺、、 最近、 ずっと、焦って ないか ?
、 、 あれ ?
、 、 、 、 、 、 、
「もーーーー、、
疲れちゃーーーーう、、、」
独り言を言ったがちづるはぐっすりだった。
タクミはちづるの顔を見る。
前より強く、ほっぺをつねった。
また、眉間にシワがよった。
今日は、ほっぺを撫でなかった。
「、 、 寝よ 。」
タクミも眠りについた。