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カゲキに愛して。
【女性向け 官能小説】

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もっとカゲキに愛して-5

「真緒さぁ、ホワイト・レディってカクテル、知ってる?」
「んっ……んんっ、ぁんっ……知って、います」
「今の真緒の格好、ホワイト・レディって感じだよね」
「えっ……」
「真緒の白くてすべすべの肌に、ホワイトの下着に首輪。ピュアな感じなのに、挑発的な三白眼の目がいいバランスだと思ってさ。犯したくなる」

 ゾクゾクする。
 それに──嬉しかった。
 ホワイト・レディを例えに選んでくれたことが嬉しくて仕方がなかった。

 バランスのとれた、華奢で綺麗な色のカクテル。
 リョーコさんに作ってもらったホワイト・レディを思い出す。
 わたし、緒方さんの前ではホワイト・レディが似合う女になれているんだ──。

「首ってさ、大きな血管やだいじな神経が通ってる場所だろ? そこをさぁ、こうやって首輪をつけて俺の好きなようにできるとさ、真緒を征服している感じがすっげえするんだよね。なぁ、俺のこと、見上げてよ。真緒の三白眼の目ってさ、ほんとうに俺好みなんだよ。首輪をされてるのに、俺に逆らっているみたい。あぁめちゃくちゃにしたくなる」

 彼の吐息が荒くなる。右手がわたしの乳首をレースの上からきゅっと摘んだ。
 短い声が出る。チェーンがガシャガシャと音をたてた。

「もっと声を出せよ。乱れてる真緒が見たい」
「んんっ……ぁんっあっあっ……はぁんっ」
「俺を見て。そう……そのまま見てて。その目が好きなんだ。今日はせっかくその下着を身につけてきてくれたから、なるべく外さずに抱きたいな」
「ぁあんっんっ……はぁんっ……あぁんっ」

 緒方さんが乳首を摘んでくにゅくにゅと刺激する。
 甘く湿った声が零れ落ちる。
 わたしの身体は渇いた大地に雨水が染み渡っていくように隅々まで潤い、じんわりと汗ばんでいく。
 彼の指が、舌が丁寧に愛撫を繰り返した。

「真緒……好きだよ、愛してる」
「わたしも──ぁんっんっ……緒方さんが、すきっ、ぁああっあんっすきですっはぁんっあぁんっ」
「愛してる?」
「はぁんっんっ、はいっ、あっ、愛してますっあっあぁんっ」
「真緒のここ、すっげぇ濡れてるよ。ヌルヌルしてる」

 緒方さんがショーツの隙間から指を挿し入れて言った。
 頭がぐらぐらとした。
 ゆっくりと彼の指が蜜をすくうように動く。
 脚がびくんと震えた。
 蜜をすくった指を肌に塗りつけるように動かしながら、彼が小さな子どもに話をするように言った。

「どうしてこんなに濡れているのかな?」
「んんっ……恥ずかしい……」
「興奮してるの? 溢れてくるよ」
「ぃや……ぁんっ、んっ……」

 指がぬるりと蜜壺の中に入ってくる。
 腰が浮く。首輪のチェーンがシャラリと鳴った。

 彼の右手の指が蜜壺の中へ飲み込まれ、ショーツを引っ張っている左手の指がその上の膨らみを擦った。

「ひゃっあぁぁんっ、はぁあんっあっあっ」

 身体に電気が走ったかのようだった。
 思わずシーツを掴む。
 一気に攻め立てられ、達する寸前で指の動きを止められる。
 もどかしさに身体が震えた。

「緒方さ……んっ、ぁんっ……はぁんっ……」
「うん?」
「わたし……」
「どうしたの?」
「んっ、ぁんっ……んっんっ……そこ……ぁあんっ……ダメ、わたし……」
「可愛いね、真緒……いい顔してるよ。もっと欲しがって」
「やっ……恥ずかしいです……」
「それじゃあ、いらないの?」
「えっ……」
「欲しいんだろ? 俺の……」

 彼がぐちゅりと指を抜き、ショーツを丁寧に下げていった。
 右脚だけを抜き、左の足首あたりにショーツを残す。


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