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秘密は21号室で
【同性愛♀ 官能小説】

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柔らかい朝-5


千帆は笑った。
昨日も、丘の頂上のこの場所で休憩した。

「ヒロミンちゃう?」

反対側から坂を登ってきたのは修二だった。

(朝から修二か…)

弘美はため息をついたが、修二は一緒にいた千帆に気がつくと驚きの声を上げた。

「うおぉ!千帆さんやないですか?」

それを聞いて弘美が驚いた。

「修二は、千帆さんを知っているの?」

「ヒロミンこそ、千帆さんとどうやって知りおうたん?テニス部の千帆さんは、体育会ではめちゃ有名な人なんやで」

「そうなんだ…」

弘美は、あらためて千帆を見返す。
スタイルの良いきれいな人だ。
そんな人と濃密な昨夜を過ごしたのだ。

「うらやましいでしょ?修二。どうやって知り合ったかは、内緒」

修二は千帆に向けてアピールを始めた。

「僕、修二です。バスケ部におるんです。レギュラー目指してますけど、まだまだです…、でも、千帆さんのことは知っています」

「千帆です、よろしくね。弘美ちゃんとお友だちなのね?」



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