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秘密は21号室で
【同性愛♀ 官能小説】

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柔らかい朝-4


「恥ずかしい。やめてくださいよ〜」

弘美は笑いながら答えた。
そして、甘えたような目で続けた。

「でも、千帆さん。お願いがあるの」

「なあに?」

「わたしがまた便秘になっちゃたら、また治療してくれます?」

「もちろんよ。いつでもいいわよ!」

千帆もそれは望むところだった。
高校時代のパートナーだった麻衣と別れて以来寂しい思いをしてきた。
自分で慰める虚しい日々に飽きていたところだった。

「千帆さん、ありがとう。じゃ、約束のキスをして」

弘美は目を閉じて千帆を待った。
千帆は身体の向きを変え、しっかり弘美を抱きしめると丁寧で濃厚なキスをした。

♡ ♡ ♡ ♡
弘美と千帆は食事をするため、自転車で学生食堂に向かっていた。
道の途中に丘がある。
弘美は丘の上で待っている千帆にやっと追いついた。

「やっぱり千帆さんは体力ありますね。」

そう言いながら自転車を止めて一休みした。
長い上り坂に差しかかると千帆に引き離されてしまったのだ。

「この大学で生活していると、自然に力が付くわよ」


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