先輩からの便秘治療-7
「わかった。待っててね」
奥へ行った千帆が持ってきたものは市販の浣腸の小箱だった。
「千帆さんは何でも持っているんですね」
千帆にとってはこれも麻衣との思い出の品だった。
お互いに便秘気味になると、治療と称して浣腸し合っていた。
今、初めて麻衣以外の子に浣腸をすることになる。
千帆が小箱を開け、ポリエチレンの袋に入った浣腸を取り出す。
その様子を弘美はベッドから見上げていた。
(浣腸することで、千帆さんと同じ体験ができる)
一歩でも憧れの先輩に近づけるような気がした。
そう思うと、だんだんドキドキしてきた。
千帆が手慣れたしぐさで袋を破くと、ピンク色の球体が現われた。
「これよ。これを今から弘美ちゃんにするからね」
ピンク色の中にとろみのある薬液が揺れているのが透けて見える。
弘美はゆっくりとうなずいた。
「さあ、向こう向きになってお尻をこっちに出してね」
千帆はそう言いながら、弘美が横向きになるのを手伝った。
そして、パジャマの尻を突き出させる。
パジャマの緩いゴムは千帆によってやすやすと引き下ろされ、寝る前に穿いた新しいパンツも膝まで下ろされた。
浣腸をまだ知らない白くて丸い尻の肌からは、昨夜の風呂で使った石鹸の残り香がした。
千帆はベッドサイドに腰掛け、その尻を割り開く。
弘美の横顔を見ると、目を閉じ頬は緊張から薄く桃色に変化しているように見える。
「はぁ…、はぁ…」