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秘密は21号室で
【同性愛♀ 官能小説】

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先輩からの便秘治療-11


「ごめんね、弘美ちゃん。浣腸はガマンしなきゃならないの。そうじゃないとお薬だけ出ちゃって肝心のウンチが出ないの。そうなると何度も浣腸するはめになるのよ」

「ウンチしたぁ〜い」

弘美は小刻みに脚を擦り合わせながら襲い掛かる便意に耐えている。
その様子を見て心を痛めた千帆は、寝ている弘美に身体を密着させた。

「ごめんね、ごめんね。お願いだから、もうちょっと頑張ろうね」

なだめるように、弘美の髪や首筋にキスをする。
ここで失敗して弘美に浣腸を繰り返したくない。
苦しさの果てに液しか出ない虚しさを味わえば、便秘初心者の弘美は挫折と絶望で打ちのめされてしまうに違いない。
それは千帆自身がかつて経験した苦い思い出だった。

(弘美ちゃんにそんな思いをさせたくない)

「お願い!もうちょっと、もうちょっとだけ、ガマンだからね」

千帆の声は、まるで自分がガマンしているかのように苦しそうだった。

「うぅ〜、うぅ〜」

猛烈な便意に顔を歪めて耐える弘美。
便意には波があった。
ささやかな波ではなく、防波堤に打ちつける波浪の波である。

「あうぅ〜!」

波が押し寄せるたびに弘美が苦悶に呻く。
その波が防波堤を乗り越えないように、千帆の指先が尻穴をティッシュでしっかり押さえ込んでいた。

「おなか痛〜い!もういや〜」

やがて弘美の声が泣き声に変わった。

「よく頑張ったわね。5分経ったから、そろそろ良い頃よ。さぁ、お手洗いに行こうね」

千帆は尻穴から指を外した。
あまりにも長い5分間だった。
弘美はやっと許された。
千帆は、膝下で丸まっているパンツとパジャマを引き上げた。
そして弘美の片手を掴んで後ろに持ってきて、パジャマの尻を押さえさせた。

「弘美ちゃん、しっかり上から自分で押さえてね。そうすると、少しでもガマンしやすいから」

言われたとおり後ろ手に尻を押さえながら、弘美はゆっくり立ち上がる。
二人は廊下に出た。

「がんばろうね。もうちょっとだからね」

うつむき加減によろよろと歩く弘美の肩を千帆が支えた。
弘美は青ざめた顔で、自分の尻を押さえながら廊下を進んだ。



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