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秘密は21号室で
【同性愛♀ 官能小説】

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奥でうごめく指-4


「ちょっとお尻を開くね」

千帆は、尻たぶを開いた。
弘美の肌の温かさが伝わってくる。

「でもこれじゃ、ちゃんと分からないわ」

菊状のすぼみは見えるが、症状までは分からない。

「ちょっと待っていてね」

そう言って千帆は奥のカラーボックスまで行って何かを手にして戻ってきた。
ラテックス製の使い捨て手袋とベビーオイルだった。
それは、かつて高校生の時に麻衣との戯れに使った思い出の品だった。
二人はこの手袋をはめ、お互いの尻に指を挿入して官能の痺れに酔ったのだ。
高校卒業とともに、麻衣の尻に指を入れる機会はなくなってしまったが、千帆は未使用のラテックス製手袋を捨てられずに持ってきた。
この寮に来てからは、麻衣を思い出して寂しさに耐えられない夜に、自分で使って慰めたことが何度かあった。

「お尻を触ってみないと分からないわ。手袋して触ってみるね」

そう言って千帆は手袋をはめ、オイルをふんだんに指に塗りたくった。

「千帆さんは使い捨ての手袋なんて持っているんですね」

千帆は答えに困ったが、麻衣とのことをしゃべることはできなかった。
ベッドサイドの弘美に身を寄せ、股の間から手袋をした右手を差し入れる。

「そうなの。便秘がひどくてどうしても出ない時にこれを使うの」

指を弘美の尻穴に密着させた。
そして、オイルで滑る指で穴を揉みはじめた。
千帆は弘美に顔を近づけ、囁くように問いかけた。



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