奥でうごめく指-3
千帆は麻衣のことを思い出していた。
麻衣は高校時代を伴に過ごしたパートナーだった。
千帆が麻衣の便秘をクラスの皆にバラしたことをきっかけとして、結果的に仲良くなった。
便秘の悩みを打ち明け合い、お互いに浣腸し合っていた仲だった。
しかし高校を卒業すると、二人はそれぞれの道を歩み始めた。
麻衣は語学を学ぶために東京の大学へ進学し、千帆は地方にあるこの大学で寮生活を始めることになったのだ。
別れてから1年間、千帆は麻衣との戯れをしばしば懐かしく思い出すことがあった。
「千帆さんの言うとおり、出す時にものすごく痛いんです。とにかくウンチが硬くて、思わず泣きたくなるくらい痛いんです。汚い話ですけど、2個くらい出すと気分が萎えちゃって…。あきらめちゃうんです」
「それ、痔になっちゃうわよ。痔になっちゃうと、あとで大変な思いをするのよ」
弘美はその言葉に驚いて顔から手を離した。
「え!?本当ですか…」
「よかったら、お尻、痔になっていないか見てあげる。パンツ脱いでくれる」
「でも、そんなことまでしてもらうのも…」
弘美は躊躇した。
「二人だけの秘密よ。約束するから」
その言葉を信じることにした。
弘美は腰を浮かせて自らパンツを脱ぎ取った。
千帆は弘美の白くてきめ細かい肌の脚を持ち上げると、M字形に立たせた。
M字の中央には柔らかい毛に包まれた丘と、その中心には初々しい桃色の襞に挟まれた女の中心が見えた。
それは、あまりにも無垢で、まだ穢れを知らないように見える。
そして、その下には色素の濃いすぼんだ穴が鎮座していた。
この穴こそが、弘美を悩ませている震源地だった。