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二人の外道
【鬼畜 官能小説】

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A:3-1

 亜里沙は、拷問部屋にてAによって小手高に吊られていた。もちろん全裸であり、自らを辱める外道に白い素肌を晒している。
 前回はこの体勢で、鞭を滅多打ちにされたが、どうやら今回は鞭ではないらしい。だが、鞭ではないだけで、Aの性癖を鑑みると、どう考えても鞭に匹敵するか、それ以上の苦痛が降りかかってくることは容易に予想できた。おかげで亜里沙は全身を恐怖に震わせていた。
「重いなぁ……」
 Aがだるそうに漏らしながら大きな物を部屋の隅から押してきた。その隣にはBが、一緒に物体を押して手伝っている。
 その物体を、亜里沙は一度も見た記憶のないものだった。木製のそれは、緩い角一つと、鋭い角が二つの三角柱をそのまま寝かせて、平面部分が床べったりと、緩い角の部分が上を向いていた。  所どころに、木の色ではない赤黒い汚れが、三つの角すべてに染みついている。
「うだうだ文句言うんじゃない。作ったのは俺なんだぞ」
「もっと軽い素材あっただろ? 重いじゃねえか」
「お前が色々注文を付けるからこうなったんだ。ガタガタうるさいと、テメーを乗っけんぞ?」
「……すんません」
「よろしい。じゃあ、なんかあったら呼べよ」
 Bは短い口論を勝利で終えて、拷問部屋を出て行った。残ったAは、その物体を私の目の前まで一人で押してから、私の方に全身を向けた。
「これがなんだかわかる?」
 まったくわからないが、どうやら拷問器具か、それに類するものであることは簡単に見当がついた。しかし、具体的にそれが何のために使われて、どうやって使用するのかは、わからない。亜里沙は無言で首を横に振って、質問に否定の意を示す。
「そりゃそうだよねー、フツーに生活してたらわかるわけないわな。三角木馬っていうのさ。使い方は実に簡単。これに跨るだけ!」
「え?」
「ま、自分で体験することだな」
 そう言ってAは、亜里沙の両脚を開いて、三角木馬を挟ませた。吊られている高さがあるので、まだ木馬の背は割れ目に触れていない。だが、それでも亜里沙は体感でこの木馬が、凶悪な拷問器具であることを理解していた。
「いやだっ! やめてやめて! やだあああっ!」
「叫ぶねぇー、Bの時は大人しいのに。俺の時も叫ばない方が身のためだと思うけど……なぁっ!」
「あぐあああッ!」
 馬上鞭が空を切る音と共に亜里沙の太腿に直撃し、赤いミミズ腫れを作る。もう何十回と浴びせられた鞭による打撃だが、亜里沙はこの痛みにいつまでも慣れることはなかった。鞭が肌を打つ度に、亜里沙は泣き叫び、それが更なる打撃を呼んで負のスパイラルを作る。
「ウガアアアアッ!」
「黙れっ!」
「うッ……うあぁ……」
「ったく……うるさいのは嫌いだよ」
 鞭が二十三回目を数えたところで、亜里沙は白目をむいて首を垂れて失神し、悲鳴は途絶えた。上半身、特に乳房を中心にAは打ち据えたため、二つの膨らみは醜い赤い線が無残にいくつもできていた。そのうちの、さらにいくつかは何度も鞭が当たったのだろう、皮膚が破けて血がにじみ出ていた。


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