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彼女の部屋の秘密
【二次創作 官能小説】

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彼女の部屋の秘密-1

榊さんの部屋まで来てドアを開けると、意外な室内の様子に僕は驚かされた。
クールなルックスをしているが、意外と女の子らしい趣味が彼女にはあるらしい。
UFOキャッチャーで取ったという縫いぐるみが飾られていた。
猫を飼いたいのだが狭い部屋に閉じ込めるのが可哀想なので、縫いぐるみを代わりに置いているという。
喉が渇いたでしょう、と彼女は飲み物を入れてくれた。
コーヒーカップにもキャラクターが描いてある。

「そっちと合わせて一組なんだね」
「ちょっと懸賞で当たったから…」

 榊さんは少し照れくさそうな表情を見せた。
少女趣味が自分の外見に似合わないことを、やはり意識しているのだろうか。
カップに入れたミルクは、弧が絡み合った複雑な模様を描いている。
可愛らしい趣味だね、と言うと彼女はますます頬を赤らめた。
ほのかに甘くほろ苦いコーヒーを味わっている間に軽い沈黙が流れた。
カップを置くと陶器の高い音が小さく響いた。
やがて意を決したように彼女は言った。

「私も…女の子になりたい!」

 何を言っているんだ。口に含んだコーヒーを慌てて飲み込んで軽くむせてしまった。
すると、普通の女の娘に、と榊さんは静かに付け加えた。
彼女なりに真剣に悩んでいるかもしれないと思って、大丈夫だよ、と温かい調子で僕は諭した。

「外では格好良くて内では可愛らしいなんて素敵じゃないか」
「でも…」
「美人の上に性格も良いなんてまさに僕の理想のタイプだよ」
「えっ…」

 榊さんは伏し目がちに、本当?、と問い掛けてきた。
僕は真剣な面持ちで頷いた。彼女は更に顔を赤らめて、お願いしていい?、と聞いてきた。

「何でも言ってみてよ」
「キス…してほしいの」

 一瞬緊迫した雰囲気になった。榊さんは身体と表情を硬くして身構えている。
僕は衝動的に唇を奪った。彼女は驚いて身体を硬直させていたが、やがて脱力して抱擁に応じた。長いサラサラの髪の毛からいい香りがする。
それから息苦しくなって二人は離れた。
僕が服を脱がそうとすると彼女は抵抗した。

「榊さん…」
「それは…」

 本気で嫌がっているようでもないので少しずつ脱がせていくと、榊さんの上半身はブラジャー一枚になった。
その生地の上から撫でると彼女は軽く身悶えして反応する。
普段とは違う少女の姿だった。

「約束してくれる…私のこと裏切らないって」
「うん。僕が愛してるのは榊さんだけだから」

 榊さんはその整った顔を少し傾けながらブラジャーを自分で外してくれたのだった。
豊満な乳房が露出する。僕が触ると彼女は微妙に色っぽい声を上げた。
熱い息遣いが静かな部屋に充満する。
彼女が態勢を変えるときにカップと触れ合って高い音が木霊する。
とうとう僕はベッドに押し倒した。


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