Haru:「久しぶり」-5
「瑠奈、あなたは最初浩人のことが好きだった。でも、あいつはどうしようもないクズだったから、あなたは深く傷ついたんだよね。だから、私に寄り道してるだけで、本当はあなたは男の人が好きなのよ。私は、あなたを好きになってくれる男の人は、たくさんいると思う。それこそ浩人なんかよりも全然いい人が。」
瑠奈の中は熱い女の液体で満たされていて、私の中指は一先ずそこで止まったままになっていた。
「陽ちゃんじゃ…ダメなのかな。」
「いい、良く聞いて。」
瑠奈はじっと私の目を真っ直ぐ見つめる。その目は微かに潤んでいて、やはりこういうところが放っておけないんだと、我ながら甘いと思ってしまう。
「瑠奈が私のことを好きでいてくれるのは、嬉しいよ。でもね、私は好きな人を一人しか選べない。選ばなきゃいけないの。それは、勇樹に失礼だから…。だから、私は瑠奈を本当に愛してあげることはできないの。」
何か瑠奈を説得させる良い言葉が思いつかないか、と一旦考えて、
「勇樹はね、あなたにとっても、私にとっても、自分自身を女と再認識できる鏡みたいなものなんだよ?勇樹は、私のことも瑠奈のことも、誰よりも女として見てくれたじゃない。そうでしょ?あいつ、エッチなことにはいつも一生懸命だったでしょ?」
そう言うと、瑠奈は少しだけ噴き出した。
「そういえば…そうだったね。一生懸命。」
一生懸命、という言葉を自分で言って瑠奈も私も笑ってしまった。
「まだ、私は戻ってこれないよ。だからね、あなたのことまだ勇樹に託すから、私が戻ってくるまでに、昔の瑠奈に…あるべき姿になるんだよ?あの文化祭の時の、瑠奈のようにね。」
「努力…してみる。」
話が、一旦落ち着いたところで、瑠奈の中に入っていた私の中指を少しずつ動かし始める。
「あっ…陽ちゃんのいじわる…んっ」
そういえば…。
「ねぇ、瑠奈。あなた、勇樹のことを気持ち良くしてあげたことはあるの?」
「あっ…したことない…。勇樹くんがよく、一人でシて終わるから…。」
やっぱりそうだったのか…。それだと…私と勇樹とで何の違いもないじゃない…。
瑠奈が、男性器を求めるようにならない限り、私からは脱却できないのだから。
勇樹なら、そういうことをしかねないか…、と思ってしまった。
「いけない子だね、瑠奈は。自分だけ気持ちよくなって、勇樹には一人でさせちゃってるんだ…。」
私は瑠奈の中を掻きまわしながら、横たわっている大きな乳房を揉む。
「あんっ…ごめんっなさい…。でも、どうしていいか…んっ!分からなくて…。」
瑠奈はエッチなことに興味があるとはいえ、処女だ。
自分からそういうことをするって経験はなかっただろうし…仕方がないか。
「今日の補習が終わったら、見せてあげるから。」
「んっ…なにを?」
私は一旦掻きまわす手を止めて、瑠奈の耳元で
「セックス。」
と一言囁いて、またすぐに中指を動かした。
「あっ…んんっ…!」
瑠奈は何か言いたそうに私を見ながら喘いでいる。
「だからね、今は瑠奈が私のことも気持ち良くして。二人で一緒に気持ちよくなろ?」
「うん…。」
瑠奈の液がたっぷりと染みた水着を脱がし、私もスカートとショーツを脱いだ。
「(人のこと言えないな…。私が勉強している間にそんなにエッチ奈ことしまくってたなんて…。)」
私のショーツもアナルの方まで愛液が広がっていた。
「きて、瑠奈。」
瑠奈は、私の顔の方にお尻を向けて、私の濡れているいやらしいところを舐め始めた。
「あっ!きもちっ…。瑠奈上手だね…。」
私と瑠奈は、女同士だからきっとお互いどこをどうされたら気持ちいいか、ってことを漠然と理解しているのかもしれなかった。
勇樹の愛撫もセックスも、確かに良く感じるが、快楽の度合いで行くと瑠奈とこうしている時の方が全身に電流が流れているような感覚になる。
私も、良く濡れた瑠奈の誰にも侵されていない、聖域に口づけをする。
「んっ…。陽ちゃんも…たくさん濡れてる。」
「瑠奈が可愛い顔で、あんっ…気持ち良さそうにしてるところ見ちゃったら、しょうがないもん…。」
瑠奈の舌が、定期的に私の快楽のツボを突いてくるかのように体がビクンと痙攣する。
「恥ずかしいことっ…言わないで…あっ!それはダメェ…!」
右手で、瑠奈の蜜壺を人差し指と中指で良く広げて、そこに私の舌と、左手の指を入れる。
瑠奈も負けないように私のあそこを必死に舐めているが、次第に喘ぎ声を発していくうちに、口の動きが止まってしまう。
「陽ちゃんずるいっ…!あっ…んんっ!陽ちゃんを先にイカせてあげたいのにっ…こんなんじゃ無理だよぉ…。」
私は、手を下の方に伸ばし、硬くなっている瑠奈の乳首を摘まんで、瑠奈が好きな中の肉壁の上側を舐める。
「我慢は体に毒だよ。」
瑠奈はここが、学校の更衣室で忘れてしまったかのように、大きな声で鳴く。
「そこダメッ!おかしくなっちゃう…あっ…やんっ…!」
瑠奈は下半身が携帯電話のバイブレーションのように小刻みな痙攣して、ガクンと膝が落ち、その後大きく数回に渡って体が痙攣している。
「ふふっ…。イッちゃったね。」