am2:11-1
とても懐かしい夢を見た。それはとても温かい、いつかの続きだった。
僕を呼ぶ声がして、振り返り、笑う。手を握って、じーっと見る。すると、それは微笑み首を傾げて、「なに?」と聞く。「いや、別に」と答える僕。
だんだんとクリアーになる頭で、理解する。
(あぁ、夢だったんだ…)
急に温度の下がって行くその中で、思う。
だれかと思ったら、君だった。
だんだんとクリアーになる頭で、寂しさが溢れる。
一人きりの部屋で、静かにストーブが点灯している。