昔の自分と今の自分-1
ローターを取りだし、パンツの上からクリに当てた。
あ、気持ちい、、、
「ん、ん、、はぁ」
気持ちい、い、、、、。
徐々に、のぼりつめていく。
「ぅぅ、、、ん、、、」
『気持ちいーよね、、。
イキたい?』
!
あ。
タク ミ く ん 、、っ、!
胸が急にギュっと締め付けられた。
堪らなくなる。
タクミの声が聞こえる。
「は、、はぁ、はぁっ、う、、」
『大丈夫、落ち着いて、、。』
「ん、、んん、ん、」
濡れた髪のタクミの姿。
『怖くなっちゃったの?』
「ぁ、、あぁ、、」
『足首、真っ赤じゃん、、。
怖くて漏らしちゃった?』
「や、や、ぁ、、っ、!、」
『ちづちゃん、、。
本当、、子供みたい。』
「ぁあ、、あ、!、」
タクミくん、、っ、!、
「、っ!!、、っ!っ!」
バタン、バタン、バタン!
茶色のソファーの上でちづるは腰を大きく3、4回振った。
「ぁ、!、」
胸が、苦しい。
どうしようもない衝動が、抑えられなくなってゆく。
「、、っ、!、、」
1人でオナニーして、満足して眠りについていた昔の自分。
今は全く思い出せない。
タクミに、連絡を取ろうか悩む。
、、でも、、、
やっぱり、 怖い。
悩みながら携帯をみるとタクミからメッセージが入っていた。
読むとこうかいてあった。
【面接どーだったー?】
「、、、、。」
ちづるは少し考えてからタクミにメッセージを送った。
【ちょっと話したいから電話していい?】
【うん。何かあった?
あ、俺かけるよ。】
タクミから電話がきた。
「ちづちゃん?こんばんはー」
「ん、、ぅん。、、こんばんは、。」
「面接、どうだったの?
、、駄目だった?」
「、、、ぇ?」
「? お昼、行ったんでしょー?」
「ぁ、、、うん。採用だって、、。」
「そっか。よかったね。」
「ん、ぅん、、、。」
「、、、、。」
「、、、、。」
「どーしたのー? ちづちゃん、なんか変。」
「ぇ、、?ん、ぅん、、。」
「、、、ね、行こうか?そっち。」
「、、、。」
「嫌なら、いーけど、、、。」
「、、、ぅぅん、、じゃあ、待ってる、。」
「ん、すぐ行く。一回、切るね。」
「うん。」
タクミは携帯を切った。
鏡の前で髪を整える。
「あ、、。」
タクミは携帯を持つと、由佳にメッセージを送った。
【悪い、急用できた。今日は来ないで。】
すぐに返信がきた。
【えー!?もう化粧しちゃったんですけど!急用って、何??】
タクミは
【大事な用だから出掛ける。】
と、だけ送り携帯を置いて家を出た。
タクミの携帯の着信音は静かな部屋の中、しばらく鳴っていた。