Yuki:「愛すべき肉塊」-6
「俺だけにいっぱい見せてよ、瑠奈ちゃんのエッチな姿。」
瑠奈は俺の目をしばらく見つめ、また視線を逸らした。
そして、静かに首を縦に振った。
「体、起こせる?」
俺は瑠奈をさっきのようにベッドの真ん中へと座らせる。
「せっかくだから、この可愛い下着がよく見えるように座ってみようか。ほら、女の子座り?だっけ。あれやってみて。」
瑠奈は膝立ちをし、そのまま尻をベッドに着けて、脚を少し開く。
「これ、女の子はよくできるよね。」
ベッドに下半身を密着させるかのようにペッタリと座っている瑠奈の姿は本当に可愛らしく、恥じらいの表情を浮かべている。
俺はゆっくりとスマホから遠隔操作でシャッターを押した。
「じゃ、楽にして。」
瑠奈は脚を伸ばして、座る。自分の姿を見たくないのか、鏡の方に視線を向けようとはしなかった。
俺も、ベッドの上に足を開いて、瑠奈がもたれることができるように瑠奈の背後へと座った。
「俺に寄りかかっていいよ。」
瑠奈の胸の下を抱いて少しずつ俺の体に密着させる。
「瑠奈ちゃん、俺の方見て笑って。」
瑠奈は俺の方へと頭を向けようとしたので、
「違う違う、鏡の方だよ。」
と俺は鏡に映る、瑠奈の目を見る。
最初は、戸惑いの表情をしていた瑠奈の口角は、少しずつ上がっていき自然に近い表情の笑顔になった。
そこで、また俺はシャッターを押す。
「素敵な笑顔だね。ネックレスも良く似合ってて綺麗だよ。」
瑠奈の頬に手を添えて、顔を動かしてキスをする。
瑠奈の体温の温もりと、舌を絡めているこの状況に、瑠奈の身体と密着していたペニスが勃起した。
「んっ!?」
舌を絡めていた瑠奈は少しびっくりしたのか、声を出した。
「ごめん、瑠奈ちゃんとのキスエロ過ぎて、ビンビンになっちゃった。」
俺は、わざと瑠奈の尾てい骨辺りに自分の硬くなったペニスを押し付ける。
少しだけ俺は腰を上下に動かすと、瑠奈の肉と自分の肉に挟まれて擦れるペニスが気持ちよくなってしまう。
「動かさないでぇ…」
少し悪戯をしようと思っていた程度だったので、俺は腰の動きを止める。
「せっかく、可愛い下着履いてきてくれたから、今日は脱がさないでこのまま楽しんじゃおう。」
俺は後ろから抱きついていたので、そのまま瑠奈の耳の後ろを歯を立てないようにして口に含んだ。
「んっ!」
瑠奈は体をビクンとさせ、鏡に映る俺を見た。
「瑠奈ちゃん、耳ひょっとして弱い?」
俺は、耳のことならよく知っている。
俺はわざと、喋っている時に耳に息がかかるように瑠奈にその質問をした。
「耳元で、喋らないで…。息がかかってくすぐった…いやぁあ!」
舌の裏側のザラザラした部分を使って、瑠奈の耳の表面を舐める。
耳の感度は凄い。陽には、よく耳を攻められたことがあったので俺は知っていた。
耳の穴に舌を捻じ込まれたり、耳を舐める時の口の中の唾液の音、生温かくぬるぬるとした粘液の感触。
これらはどうやら瑠奈に対しても有効なのは、一目瞭然…。
「ハァッ…やめて…」
耳を舐めながら、鏡に映る自分と瑠奈の姿を見て、普段の俺たちはこんな風になっているのかと思った。
瑠奈が感じている姿を見るのはいいが、自分が鏡に映っている姿を見るのは、少し気持ちが悪い。
「ほら、鏡にいやらしい顔の瑠奈ちゃんが映ってるよ。自分のいやらしい顔見て。」
俺は更に瑠奈の耳の穴に舌を捻じ込む。
「あっ…そんな恥ずかしいとこ…んっ…見ないでよ…。」
瑠奈は片目を瞑っていて、もう片方の目で自分が耳を舐められている姿をチラチラと見ていた。
俺はその瞬間を見逃さず、またスマホから遠隔操作でシャッターを切る。
自分が感じている顔を見るのを耐えかねたのか、それからは目を背けるようになった。
耳を舐めていた舌をそのまま首筋の方へと沿わす。
右手で瑠奈の顎を少しだけ上にあげて、首の全体を舐めるようにゆっくりと舌を移動させる。
「いやぁ…あっあっ…」
どうも顎の舌らへんを舐めていると、瑠奈の声が大きくなったので、この辺が弱い様子だ。
俺は、その反応を見て、そこを執拗に舌で舐める。
いつもだったら、胸を触りながらというところだが、今日は最大限まで焦らしてみることにした。
首から下は、鎖骨の辺りなどにキスをしたり、舐めたりしていたが、どうやら瑠奈はその部分に関してはそこまで感じていない様子だった。
俺は、胸のすぐ上の方にある皮膚を強く吸う。
「ほら、瑠奈ちゃんに痕つけちゃった。」
陽はキスマークをつけられることを嫌がっていたので、これも俺がやりたかったことの一つとして達成された。
「こんなことしたら、本当に彼女さんに怒られちゃうよ。」
痕を付けられたこところに指を触れながら、鏡に映る俺に瑠奈が話しかける。
俺は、そんな痕がついた瑠奈の姿に、自分が想像していたよりも興奮を覚えてしまった。
「誕生日プレゼントにこんな素敵な体をした女の子をもらって、我慢してたら男が廃るよ。」
俺は、さっき瑠奈につけた、キスマークのすぐ隣あたりを更に強く吸う。
「んっ…。でも勇樹くんは我慢してる…。」
また一つ、瑠奈の胸の上に痕が増えていく。