〜 放課後 〜-1
〜 2番の放課後 〜
部活――私こと【2番】は、バスケットボール部に所属です――を終えて寮に戻った私は、食事を終えてから部屋に戻って日課に取り組みます。
「先輩……あの、今日も、お願いしていいでしょうか」
「あらあら〜あたしは構わないけど、もうするんですか〜? ご飯食べてすぐだっていうのに〜大丈夫ですか〜?」
ぽやー、とした返事。 相部屋の【B2番】先輩。 大きな胸に長髪が掛かっていて、すごく美人。
『胸が大きいひとは、気持ちも大らか』っていう格言(?)通りな性格です。 学園の上下関係は絶対なので、最初はビビッてましたけど、【B2番】先輩も史性寮の中ではおっとりして優しい、話しが通じる人です。 ていうか、この寮の先輩はみんなキツい人ばかりな中で、気が弱いというか、先輩らしくないというか……私から話しかけられる唯一の先輩が【B2番】先輩ですね。 入寮して最初の週は一言も口を利いてくれなくて、全部身振りで指示されて、すごく怖くて泣きそうでしたが、先輩曰く『あたしの性格は後輩に舐められやすいっていわれたから、最初だけ何も言わないことにした』そうです。
「逆に、お腹が膨れているからこそ、ですよ。 お腹が空っぽのときにできたって、多寡が知れてるじゃないですか」
「それは〜そうですけど〜」
ぐるぐると肩を回す【B2番】先輩。 胸が大きいからだろうか、肩が凝りやすいそうで、暇さえあれば自分で肩を叩いたり、腕を回してストレッチしたり。
「先送りしたって辛いだけですし、私は大丈夫って早く思いたいんです」
「う〜ん……【怜ちゃん】なら大丈夫って思うんだけどなあ」
「あ、あの、私のことは【2番】でいいんですけどっ」
「またそういうこという。 もうちょっと肩の力を抜きましょうよ、ね」
「うう……」
さり気に私のことを『源氏名』で呼んでくれる先輩。 本当は使ってはいけない、過去に捨てた筈の名前です。 この名前を使っているのが知れたら寮監の『指導』があるため、私は【B2番】先輩のことは【先輩】と呼んでいます。 でも、私と二人きりのときは、先輩は【怜ちゃん】と呼んでくれます。 忘れかけていた私の名前――井上怜(いのうえ れい)――が耳に届くたび、なんていうか、私を人間扱いしてくれる人がいるって思えて、でも寮監に聞かれたらと思うとビクビクして、それでもちょっぴり嬉しくて、とにかく胸がキュッとなります。
「……と、とにかく、今日も先輩のオシッコをください! オシッコをいただきながら絶頂するって、もっと練習しなきゃ私にはムリですっ。 先輩が教えてくれた目標なんですから、ちゃんと協力してくれなきゃ困るんです」
「でもぉ、あたしにだって出来たことだし〜」
まだグズグズ言っています。 先輩だってトイレに行く手間が省けるんだから、パパッとしてくれたらいいのにって思います。
「いいからさっさと私を跨いでください!」
「はぁ〜い」
こっちが強く出ないといつまでも前に進まないことが多いから、いつの間にか随分強気になってしまった気がします。
本当なら後輩が先輩をせかすなんて、学園じゃありえないことです。 私の気が短いというよりは、きっと【B2番】先輩の人徳なんじゃないかなって思います。 そういう私を許してくれるというか、包んでくれるというか。
入寮初日、私が宣言した目標は『おしっこを飲みながら絶頂できるようになる』でした。
大切な思い出がつまった鞄を燃やされ、服をはぎ取られ、名前を奪われて、連れてこられて。
緊張と恐怖でカチカチになっていた私は、初めての寮での食事において、先輩が耳打ちした通りに『おしっこを飲みながら絶頂できるようになります!』と宣言して、それがそのまま既成事実になりました。 先輩に教えて貰ったのは、Cグループ生は3学期終業式後に寮内発表会があって、その日にちゃんと年間目標を達成できたかテストされるそうです。 となると、成績最優秀、ストレートで学園卒業を目指す私としては、出来るだけ早く目標をこなせるようになるしかありません。
「今日はまだオシッコしてないから、きっといっぱい出ちゃうと思います〜」
【B2番】先輩はスカートをたくしあげました。 下着はつけておらず、無毛の股間が艶めいています。
「こぼさないように気をつけてくださいね〜」
ほっそりした指先がスカートの内側を通って股に伸び、陰唇を割り広げれば膣口が覗きます。 すぐ上になるぷっくりした穴、尿道口も。 そのまま腰を落として和式便器を跨がる恰好に。
「……よろひくおねがいしまふ」
私はあんぐりと口を拡げた体勢でお願いしました。 はしたないからって口を拡げるのを遠慮したり、恥かしがったりすれば、容赦なく排泄されるオシッコを受けとめるなんて出来ません。 なにしろ仰向けに横たわった私の口と、股間を拡げて跨った先輩の尿道口の間は、高さにして30センチあります。 先輩の口振りはおっとりしてますけど、指導はそうはいきません。 手加減なし、オシッコが一筋になるように勢いよく放尿します。 どうしたって少しは飛沫がとぶし、流れる向きだって変わります。 私は自慰に耽りながら、そういうことを含めて黄色い奔流を受け入れなくてはいけません。 しかも、受け入れながら、尿が途切れるまでの短時間に絶頂まで達しなくちゃいけないわけです。