赤-1
タクミからメッセージが入ったのは、2日後だった。
ちづるは、この2日間ぼんやりしていた。
あの日の事は、、
ちづるには刺激が強すぎた。
ちづるは思う。
もう、連絡、、こなくていい。
またタクミ君に会ったら私、、。
壊れちゃいそう、、。
そんな風に思っている時だった。
メッセージが入る。
「脚、まだ痛い? 無理させてごめんね。」
、、、脚、、。
どうだっけ?
ちづるは脚を確認する。
赤みは引いていた。
「もう痛くないし、赤み引いたから大丈夫。」
送ると、すぐに返信がきた。
「もう2人で会うの、嫌?」
少し考えてから、ちづるは送る。
「怖かったから、、。
今は、分からない。」
「分かった。
時々はラインで話そうよ。」
「うん。いいよ。」
ちづるは、ほっとした。
もう一度、自分の脚を見る。
「もう、消えちゃった、、。」
ちづるは呟いた。
胸の奥がギュっと締め付けられる感じがした。