おねだり-1
「、、お願い?」
タクミは意地悪く笑う。
「ちづちゃんの大好きなDVD に、そういうシーンなかった?
縛ってください、っておねだりー。」
「、、、ぇ? 、、言うの、、?」
「うん。」
ちづるは真っ赤になっている。
ドキドキして、口から心臓が出そうだ。
「、、ぁ、あの、、、縛って、、。」
「えー?小さくて聞こえない。」
ちづるは小さく震えている。
息をスーっと吸うと
「縛って、ください。」
「、、、誰を?」
「、、!、、っ、、」
「『いやらしい私を縛って、苛めてください』、、、はい。言って?」
「!、、、っ、」
ちづるはうつむいてしまった。
「『興奮して漏らしてしまった変態の私を、縛ってください』こっちのがいーかなー?
あ、ふたつとも、言って?」
!!
そんなの、、、。
言えない、、。
タクミはニヤニヤしている。