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艶盛り
【熟女/人妻 官能小説】

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第1話 艶初め-1

「それでは、来週の頭から工事の方に伺わせて頂きます」

四十過ぎの、少しぽっちゃりした身体の、灰色の作業服姿の男が話した。
テーブルを挟んだ向かい側のソファーには、その作業服姿の男よりも一回り以上も上と思
われる、五十も後半に差し掛かる女が座っていた。
白のブラウスに、年甲斐もなく膝上より短い黒のタイトスカートを履いていた。
名は南条峰子と言い、歳は58で、十年前ほどに夫を亡くした未亡人だった。
その向かい側に座る作業服姿の男は、峰子の自宅をリフォームする為の施工業者の工事責
任者で、名は久保田正志と言った。
歳は43で、三年ほど前に連れ添いと別れたばかりの独身だった。
二人は、峰子の自宅のリビングで、家のリフォームの打ち合わせをしていた。

「あら・・・もうお帰りになるの?」

峰子は、ソファーから立ち上がる正志に対して訪ねた。

「ええ・・・施工手順は先ほど説明した通りですから、後は、私どもが用意した仮住まいへ引っ越しの準備を、南条様の方でして頂くだけかと思ってます」

「うふ・・・それは良いのよ。私が言いたいのは、もう少しごゆっくりされたらいかがなものかと尋ねたのよ」

「それは・・・もちろん南条様の方で、まだ何かお伺いしたい事があるのでしたら、私の方では構いません」

少したじろぐ正志に対して、峰子はソファーを立ち上がり、向かい側へと回った。
正志の隣に立つと、肩にそっと手を置いて座らせて、峰子も寄り添うように隣に座った。

「な・・南条様!?」

驚きの様子を伺わせる正志を尻目に、峰子は誘うように脚を組んだ。
大胆にも、黒の短いタイトスカートは、峰子の履いているブラウンのパンストの切り返しが露わになるほどたくし上げられていた。
目のやり場に困った正志は、すぐさま目を反らすが、一瞬にして脳波に焼き付いた峰子の姿は、性的にも意識させるほどに魅惑的だった。
峰子の年齢を考えれば、戸惑うほどの心境だが、身体は正直に反応していた。
その膨らみに峰子は気づき、正志の顔を覗き込むように、不敵な笑みを浮かべる。

「こ・・これは違うんです」

正志は、横目で峰子の表情を伺いながら話した。

「あら・・・私の様な年増に対しては、恥じらいがあるわけ?」

峰子はさらに腰つきを寄せて、正志の膨らみを作業ズボンの上から摩った。

「南条様、何をなさるのですか!?」

戸惑う正志に構う事無く、峰子は作業ズボンのチャックを下した。
続けざまに、正志の物を取り出すと、峰子は間髪入れずにそれを握った。

「うふ・・・我慢できるの?」

相変わらず不敵な笑みを浮かべたままの峰子は、握った正志の物を右手でゆっくりと上下した。

「はあ・・・はあ・・・南条様・・・・・・」

押し寄せる快楽と供に、激しくなる峰子の手つき。
欲望と理性の狭間で、正志の心は揺れ動いていた。
大切なお客様としての峰子。
さらに、今までも思っても見なかった、性的対象としての年齢。
駆け巡る思いの中で、正志は理性を保とうとするが、連れ添いと別れてからの久々の女は、峰子の様な年増にすら迷いを生じさせた。

「さあ・・・もう観念するのよ」

峰子は、正志を挑発する様に、上下する手つきを強く握りしめるように言葉を発した。

「南条様・・・・・・」

ついに観念した正志は、ソファーに峰子を押し倒す。

「はあ・・・はあ・・・・・・」

そして、荒い息づかいで、着衣の上から峰子の身体を確かめた。

「はあ・・・はあ・・・良いのよ久保田さん・・・・・・」

首筋に舌を立てられた峰子は、正志の髪をかき乱しながら、激しく乱れる。
やがて二人は、自然と口づけを交わして、お互いの世界へと堕ちて行った。


同じ頃、正志の勤める現場では・・・・・・。

「たく・・・何度も言わせるなよ!。そこは、少し余裕をもって寸法を測れと言ってるだろ!?」

三十も後半になる、灰色の作業服を着た男が、同じ作業服の若い男を叱咤していた。
三十も後半になる男の名は田所慎吾と言い、ベテラン現場作業員だった。
歳は38で、中肉中背のガッチリとした体格だった。
叱咤される若い男の方は、名は三浦拓斗と言い、慎吾の弟子にもあたる見習いの現場作業員だった。
歳は19で、慎吾とは対照的に、背の高い細身の体格だった。
この時、新築の現場作業にて、不慣れな弟子の拓斗に対して慎吾は叱咤していたのだ。

「お〜い・・・お前ら。そろそろ休憩だぞ」

奥の方の台所回りを作業していた部屋から、同じく同僚と思われる男が声を掛けて、慎吾達の事を呼んでいた。

「おっ・・・悪いな」

慎吾達が同僚の方に向かうと、すでに缶コーヒーが二本用意されており、その気遣いに礼を言った。

「おい慎吾、あまり新人をいじめんなよ」

同僚の男は、少し小馬鹿にする様に、ニヤ付いた表情で話す。

「しょうがねえだろ。こいつ、何度言っても覚えられねえんだからよ」

慎吾は、缶コーヒーを開けながら、ふてくされる様に同僚に答えた。
その横では、手をつけないままの缶コーヒーを握りしめる拓斗が、俯いたままでうなだれる様に座っていた。

「熟女の扱いが得意なお前でも、これだけはお手上げなわけってか?。ハハ・・・」

同僚は、さらに馬鹿にするかのように、笑い声を上げて話す。


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