秘密の四角関係(4)-2
次の日。
久しぶりに眩しい光が街に差していた。
太陽が高くなった頃、悠也の家のインターホンが鳴った。
「早かったね」
悠也は冷たいお茶を出した。
「うん…」
俯き加減のその少女は、有美だった。
ノースリーブの薄いピンクの服に、デニム地の上着を羽織っている。
下は短めのフワッとした白いスカートだった。
首のネックレスには独特の形をしたリングがぶら下がっている。
顔にも薄く化粧されている様だった。
「まだ誰も来てないけど…どうしよっか…」
「あ…美穂さんは?」
「今日は大学の友達と遊びに行ってるよ」
「そうなんだ…」
有美は微かに震えている様に見えた。
「何して時間潰そうか…」
時計の針の音が、静寂を際立たせる。
「その…」
有美が沈黙を破ろうとするが、次の言葉がでてこない。
「その…えと…」
悠也は有美の顔を覗き込んだ。
「あの…抱いて…欲しいな…なんて…ねぇ…ははっ…」
引きつった顔で笑みを向ける有美を、悠也は黙って見ていた。
その瞳からは、いつものように心を読む事ができない。
少なくとも、被虐を求めているのではないことは間違いない。
「あ、…なるほどねぇ…ははは…」
悠也は訳がわからず、苦笑いを浮かべた。
体育館から、床とバッシュとが擦れるキュッキュッという音が響いていた。
「あ…」
友香は練習試合で、またもシュートを外した。
「どうしたの、友香。今日調子よくないね」
チームメイトが友香の肩をポンと叩く。
「ごめん…」
友香は苦笑いでポツリと言った。
「ま、そんな日もあるって!ドンマイドンマイ!」
別のチームメイトが明るく励ます。
「うん…」
友香は練習に集中できないでいた。
昨日の有美の悠也を見る目線が、胸のどこかで引っ掛かっていたのだ。
何故かはよくわからい。でも、言い様のない不安にも似た何かが友香の胸に広がっていた。
「んんっ…」
有美の胸は、手に丁度収まるくらいの大きさだ。
その胸は露わにされ、悠也の手によって揉みしだかれている。
ピンクの小さな乳首は固くなっていった。
悠也は有美を、後ろから抱き締めるような態勢で性感帯を愛撫していく。
口は有美の耳に悪戯し、それは時折唇と触れ合った。
悠也の右手は徐々に下へ滑り、縮れ毛の林を抜けて行く。
そしてその手は、隠れた新芽に優しく触れた。
「あ、んん…」
有美は吐息を漏らし、体は熱を帯び始める。
悠也の右手に刺激され、とうとう新芽が顔を出した。
その下の固く閉ざされた洞穴から、粘っこい蜜が溢れ出す。
悠也はそれを指に纏わせ、新芽に塗り付けた。
「あぁっ…んんん…」
有美の体はピクンと跳ね上がった。
広いリビングの大きなソファで、全裸の有美と悠也はシックスナインの態勢になっていた。
粘着質な音と有美の喉奥から響く喘ぎで、その空間は満たされている。
「んふぅ…んぶぶ…」
悠也の大きな肉塊を有美は根元まで咥え込み、唇と舌で扱き上げていた。
悠也もまた、目の前の秘穴をいつになく優しく舐め上げている。