Yuki:「誕生日プレゼントは一人で○○○○していた。」-1
1ヶ月前、雨の多いこの時期はどちらかの家で過ごす時間が多かった。
「あっ…んっ…」
陽(はる)のDカップの乳房は若干汗ばんでいて、俺のピストンと連動して上下に揺れている。
陽のプロポーションは最高で、こんなにいやらしい乳房がついていながら、ウエストは細く、肌も陶器のように美しい。
俺の部活の先輩でもあって、彼女の陽は、容姿も美しく、文化祭の彼女にしたい女性ランキングで今まで連続1位の美女。
そんな彼女と付き合ってて、こうやってセックスもしている俺は、幸せ者だ。
「陽…好きだよ…」
「んっ!私も…。」
ただ、俺は陽が好きすぎて自分の欲望に正直なれないところが、俺の悩みだ。
本当は、もっと陽を肉の塊のように扱ってみたいのに。
例えば、体の至るところに精子をぶっかけたり。
他の男子に胸を揉ませたり。野外で裸にさせて調教したりとか。
美しすぎる彼女の容姿のせいなのか、それとも彼女としての愛情が深すぎるのか。
どちらにせよ、陽対して俺は陽のことを一番に考えてセックスしてきた。
しっかり、愛撫して、キスして、ゆっくり挿入して、3パターンくらい体位を試して、フィニッシュ。
「陽…イクッ!」
今日も最後は正常位で果てた。
陽の俺を見つめる瞳が愛おしくて、そのまま抱きしめる。
「勇樹…来月はお誕生日だね…。」
陽が俺の耳元で囁く。
「そういえばそうだったね。」
そう言って自分で笑ってしまった。
「実はね、プレゼントがあるんだ。」
俺の目を見つめて微笑むと、陽はまたキスをしてきた。
「私、もう部活も行けなくなるし、いつ会えるか分からないから、今渡しておこうと思ってね…。当日じゃなくて、ごめんね。」
「本当に?それでも嬉しいよ、陽からもらったものなら。」
俺は2年生で、先輩の陽は今年受験で、もうすぐ部活も引退し、塾に通うことになっていた。
本当は誕生日当日にでも会えると思っていたのに、少し寂しいな、と思った。
陽は俺に高級ブランドの銀のネックレスをくれた。
正方形のプレートがついているシンプルなものだったが、陽からのプレゼントはどんなものでも嬉しかった。
さっそく、つけてみると陽は、
「うん、勇樹に似合ってる。こんなプレゼントでも良かったのかな。」
とつけているネックレスに指を触れてくる。
「陽から貰ったものなら、どんなものでも嬉しいから。」
「そっか。」
と陽は微笑んだ。
あれから1ヶ月が過ぎ、俺の誕生日の日が来た。
学校が終わって携帯を見ると、陽からメッセージがきていて、
「お誕生日おめでとう!今日は大事な日なのに、会えなくてごめんね。時間が合ったら勇樹に会いたいよ。」
と書いてあった。
先月のあの時以来、陽には会えていない。
いつも一緒にいた陽がいないというのは変な気分だった。
誕生日だと言うのに、陽以外祝ってもらう予定もない俺は、真っ直ぐ家に帰ることにした。
靴を取り出そうと、自分のロッカーを開けると、封筒が一つ置いてあった。
陽からの手紙だと思い、手紙を開けてみると、
「勇樹、お誕生日おめでとう。勇樹が本当に欲しいもの、気付いていました。正直迷ったけど、勇樹なら大切にしてくれると思います。18時にこの場所に行ってください。誰かに取られちゃうかもしれないから、絶対行った方がいいよ。物音を立てないように静かにね。」
とワードを印刷した如何にも怪しげな文章の手紙と地図が同封されていた。
「誰からの手紙だ…?陽の…?」
おかしい。陽だとしたら、どうしてこんなめんどくさいことをするんだろう。直接会いにきてくれればいいのに。
取られるってなんだろう。物でも置いているのか?
色々考えてみたが、見当もつかない。
もし、物がおいてあるんだとしたら、確かに取られちゃうかもしれないし。
かなり怪しい話だが、地図を見てみると、そこに示された場所は陽と俺がよく待ち合わせで使う公園の場所の近くを示していた。
俺は内心、ここならきっと陽がいるに違いない、と思い行くことにした。
でも、陽はいつも手書きで手紙をくれるし、陽よりって書いてあることがほとんどだったので、違和感が多かったが、陽に久々に会えるかもしれないという期待を胸に、18時に間に合うようにそこへ向かうことにした。