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同棲ラプソディー
【女性向け 官能小説】

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そう呟いて
「飲んでこなきゃよかったな」
なんだか吉見に無性に会いたくなった。

片手で小さいコマリを抱いたまま。
片手でネクタイを緩めて、寝室に向かえば
俺のベッドで寝ている吉見が目に入った。

「おい・・・」

もう遅いぞ。
そう言いかけて。
明日の朝、着替えに帰ればいいか?
と、勝手に判断する。

吉見は、うちに置いてあるスウェットを着て
当たり前のように俺の枕で寝ている。

なんだかそれが可笑しくて、顔がニヤけたまま
ベッドの端に座って吉見の髪をなでた。

「コマリももう寝ろ」
そう言ってコマリを手から離し、俺はシャワーを浴びに行く。
濡れた髪をタオルで拭いて。
そっと起こさないように吉見の隣に滑り込んだ。

「あったけぇ」

吉見の体温に包まれて
吉見の存在を認識する。

無意識の夢の中で俺の存在を確認した吉見は
もぞもぞと俺にすり寄ってくる。

そんな吉見を抱きしめて。
俺の日曜日が終わろうとしていた。



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