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同棲ラプソディー
【女性向け 官能小説】

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-5


エプロンをはずした吉見が背伸びをした。
「キスして」
「なんで?」

「帰るから。いつもの寝る前のキスをここでしてよ」
「・・・・」
「酔ってなくても今日は疲れただろうからさすがにもう眠いでしょ。
送ってくれなくて大丈夫。一人で帰るから。だからキスして」

俺の首に手を回して、背伸びをしてキスの寸前で息を止めた。

「だめ?」

そう聞く吉見はいつもの何倍も可愛い。

「確かに送っていく気力はないな」
「でしょう?」

「だから泊まっていけ」

「え?」
「こんな時間に一人で帰すわけにはいかない」
「え・・・でも15分だよ」
「だめ。吉見は明日休みだろ」
「・・・・」

「キスならしてやる」
「・・・・」

「ただし、俺のベッドでな」
そう言って吉見の腰を抱いてキスをした。

はじめはいつものキスを繰り返して
そのまま舌を入れる。
いつもまさぐっている口内を俺のモノだと主張した。

「ん・・・・っ」

軽く上げた吉見の声に俺の身体が思った以上の反応をして
そこに吉見の手のひらを持っていく。

「佐藤さ・・・」
「ベッドに行こう。こんなところじゃ抱けない」

そう言って吉見を抱き上げて玄関から寝室に向かった。





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