2人のそれぞれの衝撃-3
尻フェチの拓哉には女のこの姿は堪らなかった。拓哉は太ももが覗く短めのネグリジェを捲り上げると、自分に向けられた魅力的な尻を前にしてニヤリと微笑んだ。その尻に喰い込んだ下着は既に染みを作っていて、微かに雌の香りが漂った。
「もうビチョビチョじゃないか」
拓哉は響子を辱めながら、雌の匂いの素に顔を近づけると、その愛液が染み出た布地の割れ目に自身の鼻を喰い込ませた。
「やあん」
響子は尻を振ってそれに応えた。
プルプル揺れる響子の尻を押さえた拓哉は下着に手を掛けた。尻フェチの拓哉はこの状態で下着を脱がし、出てくる肛門と卑猥な肉の割れ目を見ることに興奮を覚えるのだ。
ゆっくりと下着をずらすと、ピンク色の肛門が現れ、愛液と肛門回りの汗の混じった雌の匂いが更に広がった。
一旦下着を脱がすのを止めてその匂いを嗅いだ拓哉の下半身のイチモツは、触れもしないのに見る見る内に勃起した。興奮した拓哉は狙いを定めて肛門の中心を舌先で突ついた。
「あああん、お尻はダメようう」
肛門への責めには毎回羞恥を覚えた。いつまでたっても抵抗はあったが、その羞恥を上回る心地好い快感に、響子は毎回のようにのめり込んでいった。
「んあっ…ああん」
拓哉は舌で肛門を舐めながら下着をずらし、現れた大陰唇の割れ目にそのまま舌先を差し込んでいき、それがビラビラの間を滑り、敏感な部位のクリトリスまで届いた。
「ああああああ」
響子は更なる快感に、女体を反らして喘いだ。
しかし、響子が快感を堪能したのはそこまでだった。
「お母さん?」
突然、引き戸の向こうで春奈の声が聞こえたからだ。
怖がりな春奈は目を覚ますと、横で眠る両親を確認するのが常だった。響子の喘ぎ声で目を覚ました春奈が、両親が居ないことで怖くなって声を出したのだ。
ドキッとした拓哉は、ずらした響子の下着を引き上げると、ネグリジェの裾を引っ張り、濡れた下着ごと尻を隠した。
響子は濡れた下着の冷たさを大陰唇に感じた瞬間、浮かした尻を下げてうつ伏せの状態になった。そして拓哉はうつぶせ状態の響子の尻の上に跨り、ネグリジェの上から響子の腰に両手を当てた。勿論、引き戸の方から勃起した肉棒が見え難いように気を付けることは忘れなかった。
間一髪その一瞬後、引き戸を引いた春奈が和室から顔を覗かした。
「お父さん?」
拓哉の姿が目に入り、再び声を出した春奈だったが、その拓哉がうつ伏せ状態の響子に馬乗りになっていることに気付いて、見てはいけないモノを見たような困惑した表情になった。
「おっ、春奈、起こしたか?」
そんな春奈の様子にお構い無く、拓哉は何でもないような軽い口調で応えた。
「な、何してるの…」
父親が母親の上に馬乗りになり、腰に手を当てているこの状況ではそう聞かざるを得なかった。
困惑気味の春奈の問いに、拓哉は頭の中のシミュレーションの通りに応えた。
「ああ、お母さんが腰が痛いって言うから揉んでたんだよ。春奈を起こしたら悪いから、こっちの部屋でやってたんだけど、やっぱり騒がしかったか?」
「うん…、お母さんの苦しそうな声がしたから…」
「春奈、ごめんね。お父さんたら限度も考えずに強く揉むもんだから、ついつい声が出ちゃったみたいね」
響子もシミュレーションの通りに答えた。
「そうそう、こんな感じでな」
拓哉はそう言うと、手に当てた響子の腰を強く揉んだ。
「あううううう、い、痛い、もっと優しく揉んでよ!」
「悪い悪い、これくらいかな?」
拓哉は加減をしながら優しく揉み始めた。
「そうそう、それくらいがいいわ。春奈、ごめんね、今度からお父さんには気を付けてもらうわね」
「うん…」
「ありがとう、もう十分よ。これで明日は楽になるわ。もう寝ましょ」
こうして困惑気味の春奈を何とか誤魔化したが、楽しみにしていた秘め事は中断せざるを得なかった。