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同棲ラプソディー
【女性向け 官能小説】

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「でもさ、それもビックリだけど
佐藤さんが教師って言うのにもビックリだよね」
「・・・・」
「見えないね〜。人って見かけによらないね〜」

人に「教師」というと大抵「へ〜」では済まされない。
いい意味でも悪い意味でも興味を持たれる。
そんなに変わった職業ってわけでもないと思うのだけど。

毎日サラリーマンのように学校に行き、
サラリーマンの仕事のように授業をこなし
ガキどもの相手をするのは疲れる時もあるけど、そんなに嫌でもない。

俺はそんなに特殊な仕事だとは思っていない。

「なんでその学校の教師になったの?」
「あ?母校」

6年前、はじめて教育実習に母校行って
あ。俺このままここに勤めたい。と思ってそのまま就職した。

「教科は何?」
「本職は化学」
「これまた、似合わないね〜」
化学が似合うってどんなだよ?
似合わないってどんなだよ?

「おまけに生活指導」

ちょっと笑わせたくて言ったら、本当に笑いやがった。

「マジで?そんな汚いスウェット来ている人が教師ってだけでもビックリなのに
その上生活指導?あっはっはっは。自分の生活を指導しろとか言われないの〜?」

「・・・・」
このオンナ、容赦ないな。

「あのさ?俺このカッコで授業してないしね」


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