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例えばこんなカリキュラム
【二次創作 官能小説】

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〜 保健・挙措 〜-4

 無音の中、そっと腕を開き、静かに動きはじめる着物の女性。 流れるような身体捌きは一目みただけで只者じゃないと、素人の私にも分かりました。 自然体で、それでいて頭のてっぺんからつま先まで意識が通った動きで、見ているこちらの方が緊張するような、そんな舞踊です。 映像にみとれている私達に、

「すごいよねえ。 あたしも体育教員だから動く工夫はわかるんだけど、こういうのは指一本一本の仕草から角度まで全部『型』が決まっていて、その上で自分の解釈を加えなきゃいけない。 踊り方も、旧世紀の伝統を引き継ぐための『着衣型』と、牝本来の『全裸型』の二通りがあって、どちらも完璧にこなせるようになって初めて、家元の位につけるらしいよ」

 教官が説明してくれました。 
 
 てっきりすべての職業が『全裸』を前提にしていると思っていたので、ちゃんとした服を着る職業があるというのは驚きです。 もしかしたら『アイドル』も、服を着て働くことができるでしょうか?  学園で学年が上がるごとに服の面積が増えるように(紐→ショートセーラー→下着無セーラー)、社会にでてからも服に違いが出るというなら、そっちの方が断然いいな、なんて思います。

 プチッ。 ウィィィン。

 プロジェクターがきれ、スクリーンが天井に収納されました。

「以上で映像はお終いね。 補足しておくと、5人は全員『Aランク』よ。 『Aランク』っていうのは、学園を成績優秀のうちに卒業して、大学に入って専門課程を学び、大学院にいかずに就職を選んだのね。 あたしたち教員は、学園卒業後に教員養成学校に通った『Bランク』と、大学で教職課程を学んだ『Aランク』が混じってる。 あたしなんかは『Bランク』あがりだから、彼女たちの動きは、あたしにもすごく参考になるわ。 ……さてと」

 バン。

 教壇に両手をついて教室を見渡す8号教官。

「お前達、しっかり観察できたよね? 身体の隅々まで意識を伸ばして、常に自分の限界を超えて動きなさい。 成り行きで動くんじゃなくて、意識で支配するの。 身体はお前達だけのものよ。 誰にもコントロールはできないわ。 だからこそ、自分の身分と本性に相応しい動きをするの。 生かして貰える感謝と、牝として生きていく誠意を常に忘れないでね。 動きを見ればわかっちゃうんだから、映像で見せたように、思いっきり媚び諂いなさい。 わかった?」

「「はいッ!」」

「じゃ、起立。 机の上に登る」

「「はいッ!」」

 ガタガタッ。 勢いよく席をたち、全裸の私達は机に登って第3姿勢をとりました。 姿勢については特に何も言われない場合、その場で起立なら『第1姿勢』、不安定な場所なら『第3姿勢』、しゃがんだ時は『第2姿勢』が相場です。

「最初のオケツダンス、覚えてる? クイッ、クイッてね、あの縊れとキレが意識のたまものなのよ。 半端な動きだったら遠慮なく鞭がとぶからねぇ、いくわよお、レッツ・ゴー!」

「「はいっ!!」」

 プリプリプリッ、ピッ、ピッ、クイッ、クイッ。
 グイーン、グイングイン、グリングリン、グイッ。

 一斉に机の上で弾む35のお尻。 そのうちの1つが私です。 記憶には映像のお尻振りが鮮明に残っていました。 ああいう捻りを、少しでも、んっ、お尻の淫らさと肉づきを表すように、ンッ、ちょっとでも激しく、厭らしく……。

 バシィッ、ピシィッ、バシィッ。

「甘い甘い、ぜんっぜん甘い! スロー、スロー、クイック、クイック! 止めて、返して、腰が高いし雑だし緩いし、あたしのこと舐めてんかオラぁ。 だいたい、誰がケツアナ閉じていいっていった、ちゃんと映像じゃあパクパクさせてただろうがッ、どこをどうみたらそうなるのッ!?」

 教官が声を荒げ、2号教官の倍は強烈な鞭が、教室中に飛び回りました。 

 バシィッ、ピシィッ、バシィッ。

「ご、ご指導ありがとうございます! クイックでケツマンコ広げます!」
「ひぐっ、あっありがとうございます! オケツをもっと下げて丁寧にふりまぁす!」

 クイックイッ、グイッ。

「ケツ振りダンスが出来ないようじゃ、学園は絶対卒業できないんだからね!? 全員合格ラインにいくまで永遠続けるよッ。 ほらそこっ、動きがワンパターン! もっと考えて、ひねったりくねらしたり混ぜるんだよッ」

「「はいっ! ご指導ありがとうございますっ!」」

 プルプルッ、プリプリッ。

「体育でも保健でもそうだけど、正しい動きってのは、みんな根っこは同じなんだ。 出来る出来ないじゃない、するかしないかだ。 家畜になりたくないなら最初はケツ! 自分で絶頂するくらい愉しく卑しく振るんだよ! わーったか22番!」

「はい! みっともないケツマンコ晒して、いっぱいケツ振りマンズリします!」

 急に火がついた8号教官にひっぱられるように、22番さんが大声で叫びました。 私たちも負けじと、赤い線を尻たぶに刻まれながら懸命に腰を振ります。 こうして1つ1つの動作を修正すれば、やがて映像の女性のような、迫力がある動きに近づけるのでしょうか? 

 プリッ、プリッ、ブリッ、ブリッ。

 ビシッ、バシッ、ビシッ、バシッ。

 真っ赤になった汗だらけのお尻と、真っ黒な鞭。 就業のチャイムが鳴るまで、教室中に激し打擲音が止むことはありませんでした。


 


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