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インポッシブル ラブ
【女性向け 官能小説】

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兄貴と彼女-6

いや、待てよ!
親友にそう言われて、俺は我に返る。

洋司の言うとおりだ。俺、相手の外見ばっか見て、本気で人を好きになった事ねぇじゃん!!


「やっと気づいたか?だからだな、そんなお前にいい話がある。」

「なんだよ?」

「お前と仲良くなりたいって女知ってんだけど。」

「もうケツが軽い女は嫌だ・・・。」

「良く言うよ。お前だって軽いだろうが!」

「いや、俺は生まれ変わったんだ!!!」

「そうかよ、じゃあ残念だな。お前の好きなお嬢様タイプの女でさ、ってか本当にお嬢様なんだよ!京和女子大の・・・」

「京和?!ってあの美人が多いと噂される・・・」

「この間お前どっかの老人の荷物持つの手伝ってやったんだって?その時一緒だった女の子が孫だったらしいぞ。その時ステキって思ったんだとよ。俺の友達も京和行ってんだわ。だからお前ともう一回会いたがってるみたいだけど、お前興味ないんだもんな〜。まぁ断っておくわ。それにしてもお前が人助けするとはな〜、びっくりしたぜ。」

「いや、待て!!ぜひ紹介してくれ。」


俺の忘れ去っていた記憶が蘇る。
莉菜ちゃんにフラれて(いや、フラれたわけじゃない!告ってないしな!!)
どん底にいた時に、たまたま道を歩いていた爺さんを助けたんだった。
いつもなら一緒にいた女の子の顔は覚えてるはずなのに、俺としたことが・・・。
それにしても人助けするといいことがあるって本当だな〜。


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