小悪魔な彼女-4
そんなんで莉菜ちゃんと連絡を取らずに、セックスしてからちょうど二週間後、再び俺のバイト先に莉菜ちゃんが一人でやって来た。
この間に負けないくらい色っぽい服装だった。
やっぱり俺を誘ってんのか?
俺にこんなことを考えさせるなんて、魔性の女・・・そんな事を思ってしまった。
「また来ちゃった。」
「いらっしゃいませ!」
俺は平然を装って接客する。
ダメダメ、莉菜ちゃんに流されちゃ!
「大地君のおすすめのカクテル、作ってくれる?あんまり甘くないのがいいな。」
そう言われて俺は、莉菜ちゃんにカクテルを作る。
「じゃあ、これ。バラライカ。この間はホワイト・レディ注文してくれたでしょ?」
「覚えていてくれたの?嬉しいな。」
莉菜ちゃんのニコっと笑った顔を見るだけで、彼女についてアレコレ考えていたことが吹っ飛んでしまう。
なにこの笑顔、攻撃力半端ねぇ・・・俺、本当に莉菜ちゃんにやられちまってるじゃん!
「ね、今日は何時に終わるの?」
また莉菜ちゃんに見つめられて、俺は彼女を抱きたい気持ちの方が勝ってしまう。