淫らな彼女-4
その後、不幸にも・・・あ、店にとっては良い事だけど。客が徐々に増えて来て、俺は莉菜ちゃんだけの傍にいられなくなった。
そして気がついたら莉菜ちゃんの姿が見えなくなっていた。
マジかよ。もしかして俺に挨拶もなしで帰っちゃったとか?
俺が心配でキョロキョロしていると、トイレにでも行っていたのか、彼女は元の席に戻った。
「よかったー。莉菜ちゃん、もう帰ったのかと思った。」
「心配した?」
「うん。」
「ふふっ、大地君てカワイイね〜。」
莉菜ちゃんは人懐っこい顔を少しかしげて、俺を見つめた。
やばい、今すぐ抱きしめたくなってきた・・・。
俺の心臓が、高鳴って来る。
今すぐ抱きしめて、キスしたい・・・。