投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

年下カレシ
【女性向け 官能小説】

年下カレシの最初へ 年下カレシ 144 年下カレシ 146 年下カレシの最後へ

真相-14

彼らが帰りの電車に乗ろうと、駅までの道のりを歩いていた時
突然、誰かに呼び止められた。


「―――もしかして葵じゃない?」


振り向くと、そこには一人の女の子が立っていた。

葵が女の子の姿を認めると、彼は奈々子の手をギュッときつく握りしめた。
奈々子はどうしたのかと不思議に思って、背の高い葵の顔を見上げた。
しかし暗闇に紛れて、彼の表情はわからなかった。

いつの間にか鳴いていた蝉はいなくなり、
もうすぐ夏が終わろうとしている。


年下カレシの最初へ 年下カレシ 144 年下カレシ 146 年下カレシの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前