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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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真相-13

「俺さ、奈々子さんにずっと会いたかった。
あの時俺は奈々子さんに一目惚れしたんだ。
ゆかりに偶然を装って奈々子さん紹介してもらおうと思っていたんだけど
なかなかうまくいかないからさ。
まさかあの夜、奈々子さんと偶然出会えるなんて思わなかったからびっくりした。
しかも泣いているから、正直どうしようか焦ったし。」

「そうだったの・・・?私、全然知らなかった。」

「奈々子さんと付き合えることになって、俺は嬉しいんだ。」


奈々子の頬が赤く染まる。


「・・・私も。私も葵君と一緒にいれて嬉しい。でも何か私にできることある?」

「ずっと俺の傍にいてくれるだけでいい。」


そう言って葵は奈々子を抱きしめた。

奈々子は葵をもっと身近に感じられるようになった。
これからは私が葵君を支えるんだ。
彼が私といる間だけでも、つらい過去を忘れられるように・・・。
そう奈々子は思った。

それから閉館時間ギリギリまで彼らは水族館にいた。
「もう暗くなっちゃったね。」
「結局イルカショー見れなかったね。」
「また今度見に来ようよ。」
「うん!」


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