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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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疑惑-9

「俺と葵は幼馴染みなんだ。
幼稚園で出会ってさ。
あいつ、大人びたところあるけど、昔は俺とたいして変わらない性格だったんだぜ。
一緒に何かしでかしたり、バカやったり。
でも、ある日突然あいつ変わっちまったんだ。

中2の頃だったかな・・・?

あいつの家庭は小さい頃から複雑でさ、まあ色々あってほとんど家で一人だったんだ。
今も一人で暮らしてるようなもんだけどな。
ある時あいつ、突然学校に来なくなってさ。
心配で連絡したら俺たちダチには会ってくれたんだけど、表情が無くなったんだ。
無表情って言うの?喜怒哀楽が無くなった感じ。
他の奴らは気づかなかったけど、いつも一緒にいた俺にはわかった。
まるで仮面を被ったようになっちまったんだ。

でも葵は俺に何も相談してくれなかった。
何かがあいつの中であったのはわかってんだけど・・・。
まあ人には言いたくない一つや二つはあると思ってさ、深く追及はしなかったんだ。
なんか俺が立ち入っちゃダメな領域?みたいなのがあるみたいでさ・・・。
俺はあいつに何も聞かなかったけど、出来る限り傍で見守ってた。

それから高校に入ってしばらくしたらさ、あの無表情だった顔が治ったんだ。
普通に笑うようになってさ、もとの葵に戻ってた。

その頃かな、あいつにゆかりを紹介されたのは。


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