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恋愛レッスン?
【女性向け 官能小説】

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清水さんは7時ごろまで仕事がかかるというので
私は少し早く上がって、更衣室で念入りにお化粧を直した。
突然の合コン用にロッカーに掛けてあったワンピースに着替えた。

このワンピース。
気に入ってバーゲンを待たずに買ったのに。
結局着るのは2回目だ。

これから、もっと着るからね。

柳下さんとの話で今週末に清水さんが告白をするのなら。
会うのは今日が最後かもしれない。

そうしたら・・・

私も彼を探そう。
恋だと気付いても、叶わない相手じゃなくて
ちゃんと恋人になってくれる人と恋をしよう。

ロッカーの扉についた小さな鏡の中の自分に向かって
励ますようにそうつぶやいた。

もともと、話すチャンスなんかない人だった。
谷城さんに誘われて、総会の後の飲み会に行かなければ
きっと一生話すはずのない人だった。

恋をすることもなかった。

だから、きれいにあきらめよう。

もともと、二人で飲みに行くなんてありえない人なんだ。




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