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恋愛レッスン?
【女性向け 官能小説】

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時計を見ると7時10分前で。
よし!と心に気合を入れて、更衣室を出た。

すでに受付の美咲はこの時間は帰っていて、
少しエントランスで待つと、清水さんが走ってきた。

「行こうか」

爽やかな笑顔で笑う人だなぁ。

この人は、好きな人と上手く行って
数年後に、そのきっかけを思い出すことがあったら
私も一緒に思い出してくれるだろうか?

「真子ちゃん?」

ふと考え込んでいた私の顔を覗き込んで
「具合悪い?」
と気遣ってくれる。

「いいえ」
と、首を振り二人で昨日のお店に向かったのだけど
お店の前に貼られていた小さな紙には『臨時休業』と書かれていて
二人で苦笑いしながら
じゃぁ、どこへ行こうかと考えたけど。

「いつもの居酒屋でいい?」
と清水さんが言うのでそうすることにした。

木曜日の居酒屋は、いつもの通り社員でいっぱいだった。
私たちは奥の座敷ではなく、テーブル席に座って
ビールを注文した。

「あれ?」

という清水さんの視線の方を見れば
美咲と山崎君と経理の・・・橋本さんがいた。

「珍しい組み合わせだな」

乾杯した後に清水さんがそう言うので
先日の、食堂での美咲の話を思い出した。



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