事務所での密行 1-5
服の中に手を入れられ、胸を揉まれる感触に紗英も興奮を覚える。事務所での行為に紗英も刺激を感じていた。その刺激に更に刺激を加える健太郎の言葉。
「こんな事して、誰か入って来たらヤバいよね…。」
ドキッとする言葉であった。十分に考えられる事だからだ。誰がいつ忘れ物を取りに来るか、はたまた急ぎの仕事をしに来るか分からない。そのスリルに胸をドキッとさせられた。
「30歳以下の女って、不倫とか浮気に物凄く嫌悪感を抱くって言うよね?もし紗英が不倫してる事がバレたらきっとみんな避けるようになるかもね。ライングループから外されたり、SNSから閉め出されたり。今さぁ、不倫や浮気がバレての一番のリスクは離婚じゃなくて社会的地位を失う事だと言われてるから、バレたら会社にいられなくなるかもね。見つかってはいけないよね…。」
健太郎は紗英に容赦なくスリルを与える。それもそうだが旦那にバレて生じるリスクも紗英にとっては大きな事だ。紗英はスリルとリスクの間に挟まれ悩まされてしまう。しかし結果、胸を揉まれて生じる性欲が優ってしまう。昨夜、あれだけ濡らしたのに、またすぐにパンティはグッチョグチョに濡れていた。
「んっ…あ…!」
健太郎は乳首を摘まみながら言った。
「それでもみんな止められないんだよね、不倫は…。体だけのお付き合い程忘れられない物紗。皮肉にも、ね?」
健太郎の指先がコリコリする乳首を少しずつ強く弄り始める。
「倫理に反する事だと頭では分かっていても、体は正直な物さ。ほら?藤間のように、ね?」
健太郎の指先に乳首を張りつめさせ、そして股を濡らす自分が最適な例である事を自覚する。そんな紗英の下半身に手が伸びる。スカートの中に手を忍ばせて内股をいやらしく撫でる健太郎。
「はぁうっ…!」
鳥肌が立つ。焦らされ感がたまらない。紗英の正直な気持ちは早く性器を弄って欲しい。そんな紗英の気持ちを理解してわざと焦らす健太郎。紗英の不倫に対する罪悪感は健太郎の愛撫に消されていく。
事務服の中に手を忍ばせて紗英の体を弄る自分に興奮は高まる。妄想でも夢でもない生々しい紗英の事務服と肉体の感触に健太郎は嫌らしい笑みを浮かべていたのであった。