同好会の合宿-11
「ふぅ・・・・疲れた」
シンヤは ユカの体から離れると
手を数回ブラブラさせて ユカの隣に座った
「確かに ユカの胸揉んでたら・・・疲れそうね」
今度は リエさんが ユカの背後から胸をムニュっとすくい上げるように揉んだ
「ひゃ!!!」
こんなに まじまじと ユカの胸元を見たことなかったかも・・・
それも 堂々と・・・・・
「なんか、面白くなってきたな、ゲームしようか」
リュウさんが また嬉しそうに ユカの胸を見ながら話した
「ゲーム?まさか、王様とか?」
ありえる それは ありえる
この合宿の話が決まった時から 王様ゲームは でると思っていた
「外で遊ばなくていいの?夕方までには またバーベキューするんでしょ?」
サトコは壁の時計を見ながら話した
今 三時過ぎ
一番暑い時間帯は クーラーの下で過ごせたわけだ
リュウさんは 少し焦ってるような様子で
何かゲームを提案しようと考えているようだ
恐らくだが
王様ゲームが図星だったのだろう
リュウが腕組みしているのを見て
サトコが溜息をつきながら提案を出し始めた
「宝探ししない?ちょっとスリルある宝探し」
「ん?どんな風にするんだ?」
リュウさんは サトコの提案に興味があったようだ
「たとえば、このキャンプ場、ロッジの中、どこかにいくつか宝を隠して、見つけた人にはご褒美とか・・・」
「ご褒美!いい響きだな」
リュウさんの目が 輝いていた・・・・・・・
「今から キャンプ場で宝探しって・・・・広すぎない?」
ユウヤの言うとおり、確かに広すぎる
「じゃあ、ロッジの中とか 周辺にする?」
「何を宝にする?」
「ご褒美って・・・なに?」
皆がテーブルの上で打ち合わせらしく いろんな意見を出しているとき
まだ目を輝かせていたリュウさんの目が さらに輝き 光を放った
そんなわけはないが それくらいの表情だった
「こうしよう!宝は、今から作ろう!」
「え??????作るの?」
「めんどくさい」
「何で何を作るのよ?」
リュウさんの言葉に、意見が放たれた
が 怯むことなく笑っている
もう リュウさんの中で 出来上がっているようだった
「みんなで 欲しい褒美を書くんだよ!」
「褒美?書くの?」
「そうだ、たとえば、胸を触りたい とか 見たい とか」
「わ・・・・すごくエッチな褒美ね・・・」
サトコが少しリュウさんを睨んだ気がした
が リュウさんは 今回は怯まない
「その書いてある紙を 皆が 隠すんだよ・・・・自分の体のどこかに」
「え??????体に?」
サトコがそう言った瞬間
ミスを犯した
サトコは 自分の胸元を手で隠してしまったのだ
リュウさんが・・・・・・悪魔のようにニヤッと笑った
「サトコ・・・・・・隠したな、罰を与えてやろう」
「あ!しまった・・・・・・な、なによ、、、、」
サトコは少し涙目になりながら リュウさんを睨んだ
勝ち誇った表情が リュウさんに 似合っていると思った
「じゃあ 命令するぞ。このゲームを進行させるのだ。」
「!そうきたか・・・・・・・・バカ」
サトコは溜息をついてから
お手前の進行力で 宝探しゲームのやり方を決めた