痴漢-6
絵理の前に立つ男が、ズボンのチャックを降ろし、中のサオを取り出した。そして、それを絵理の口へと押し付ける。
絵理は必死に口を閉じるが、頬を左右から掴まれ、強制的に口が開かれる。
「い、いゃ……やめ……て……。」
首を一生懸命振るが、そんなことお構いなしと言わんばかりに、絵理の口へ男のサオが差し込まれた。
「んぐぅ!んぐっ、いや、やだ!くっ、あ、んぐぅ!」
男は腰を振って快楽を貪る。絵理は両手を使って、男の体を押し返そうとするが、その両手は左右から伸びてきた手にそれぞれ掴まれた。
そして、両手にはそれぞれ別のサオを握らされた。
「しごけよ。やり方分かるだろ。」
男が耳元で囁く。
絵理は口にサオを含めたまま、首を振って拒絶する。左右の男達は舌打ちをすると、絵理の手を握り、前後にしごき始めた。
背後からは別の男が胸を揉み始めた。周りの男達に見せつけるように胸を揉みしだき、先端がより見えるように絞り出すように捏ねくりだす。男がツンと尖った先端を強く摘まむと、達したばかりの絵理の体は敏感に反応してしまう。
「んぐっ、む、ぐぁ…く、んぅ!んぅ、んぅー!」
刺激を与えられる度に、絵理の体はビクンビクンと痙攣する。男達に囲まれ、ろくな抵抗も許されない状態において、それでも、首を大きく振ることで口の中からサオを抜くことに成功する。
「だれか、だれか助けて!」
ようやく自由になった口から、助けを求めることができた。これだけ人がいるのだ。誰か一人ぐらいは助けてくれると思った。しかし、周りの男達は焦ることもなく、むしろ絵理を見て粘りつくような笑みを浮かべている。
「自分から誘っておいて、今更誰が助けてくれると思ってるの?」
胸を揉みしだいていた男が、絵理の後ろから馬鹿にするような声音で話しかけてくる。
「だ、誰も誘ってなんかっ!」
「この車両に女の子が一人で立っている時点で、誘ってるようなものなんだよ。それに、」
男は一呼吸おくと、絵理の胸を凌辱していた手でブラウスを掴むと、左右に思い切り引っ張った。
ビリリリリッと布を裂く音が響くとともに、絵理の豊満な胸が外気へ晒された。
「いやぁぁぁ!」
慌てて胸を隠そうとするが、両手を掴んだままの左右の男達は、それを許さなかった。名も知らない、初めてあった男達のいやらしい視線が絵理の胸へと突き刺さる。
「こんな大きい胸してノーブラだよ?これはもう確信犯でしょ。」
露出された左胸を揉みながら、後ろの男はいやらしく笑う。そして、ねぇ? と言いながら、胸の先端をキュッと摘まんだ。
「ひやぁ、ん!」
ビクンと絵理のか体がはねる。それと同時に自由だった右胸も、体の動きに合わせてたわわに揺れる。そんな様を見せつけられては、周りの男達がこれ以上我慢することなどできなかった。
「もういいだろう。さっさと続きしようぜ。」
「全くだ、ただでさえ時間ないんだ。少しでも多くの人が楽しめるようにしないとな。」
周りの男達は、絵理にとって理解できない会話が繰り広げられる。いや、理解できないのではない。理解したくなかったのだ。これからのされることを思うと、恐怖で絵理の体は震えだした。
「い、い、やだ…もう、やめて…。」
涙を浮かべながら、懇願するように男達を見上げる。その行為が、男達を喜ばせるとも知らず。
両手を拘束され、ブラウスを引き千切られ、先端をツンと立てた胸を外気にさらし、涙を浮かべ男達を見上げるその姿は、あまりにも哀れで、どうしようもなくいやらしかった。
そんな絵理に、男達の無数の手が伸びてきた。
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!」