投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

恋愛レッスン?
【女性向け 官能小説】

恋愛レッスン?の最初へ 恋愛レッスン? 9 恋愛レッスン? 11 恋愛レッスン?の最後へ

-4


「いけないかな?」
ゆっくりと美咲の方に向き直ってそう聞けば
「いいえ。心行くまで束縛してやってください」
と美咲も笑顔で答えた。

「じゃぁ、仕事が終わったら迎えに行くよ。後でメールで店を教えて」
そう言って、食堂を出た清水さんはいいけど
後に残された私は針のむしろだった。
これで私が清水さんのメアドを知っている事も間接的にバレた。

清水さん、束縛したことないって練習なのに半端ないな。

「ふ〜ん。清水さんか。いい人見つけたね」

ううん。束縛の練習なの。
誰が聞いているか分からない食堂でそれは言えない。

「美咲はイケメンは嫌いだから清水さんも射程圏外だよね。
だからって橋本さんもどうかと思うけど」

「清水さんクラスは別でしょう〜!だってきっと凄く稼いでるもん」
「は?」
「イケメンはそれをいいことにオンナに寄生するから嫌なのよ。
エリートはそれを鼻にかけるから嫌い」
「・・・・・」
「清水さんはエリートってことを自慢しなさそうだし、
あれぐらい稼げばオンナに寄生もしないでしょ」
「・・・・」
「でも心配しなくても清水さんに興味ないわよ」
「・・・・」

「それより、橋本さんの事大声で言わないで!
他に狙っている人がいたら大変でしょ」

って・・・
それこそ橋本さんを狙っている人なんて、めったにいないと思うけど。



恋愛レッスン?の最初へ 恋愛レッスン? 9 恋愛レッスン? 11 恋愛レッスン?の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前