告白-6
気がついた時、外はもう真っ暗だった。
「もう夜だね、葵君お腹空かない?私何か作ろうか?」
「いいの?」
「ちょっと待ってて。」
そう言って奈々子は、部屋着を羽織って台所へと向かった。
食事の準備をしている時、彼は嬉しそうに奈々子を見つめていた。
「もう、そんなに見ないでよ。恥ずかしい!」
「えー、いいじゃん。やっと両思いになれたんだから。」
「そう・・・だけど。」
口ごもる奈々子に彼はそっと近づいてきて、囁いた。
「エッチなことしてる奈々子さんもいいけど、照れてる奈々子さんもそそるね。」
一瞬で顔から火が出そうだった。
「あ、奈々子さん 真っ赤。」
「変なこと言わないでよー!!!」
バシバシと葵を叩く。
「わっ、痛いって。」
彼は叩いていた奈々子の手を掴むと、彼女を自分の方へと引き寄せた。
「好きだよ、奈々子さん。」
「私も・・・葵君。」