告白-5
葵の顔を見上げると、彼は真顔だった。
「からかってないよ。出会った時から、俺は本心しか言ってない。」
そう言って、彼の唇が近づいた。
何度も吸いつくような口づけを交わす。
奈々子がそっと彼の背中に腕を回すと、彼も優しく彼女を抱きしめた。
言葉を交わすのも忘れて、彼らはベッドへと誘い込まれる。
お互いの舌を絡めながら、徐々に生まれたままの姿になる。
「葵君・・・」
潤んだ表情で奈々子は葵の名を呼ぶ。
それに答えるように彼は、全身にキスの嵐を降らせる。
それから彼は太陽がすっかりと沈むまで、
彼女の中を何度も突き上げた。