禁止条例-1
体と心は傷つけちゃいけない。
嫌なことはしちゃいけない。
正パートナーとの関係なら、傷ついたり、嫌なことをすることもあるだろう。
だけど、不倫は切羽詰まってやるものではなく、余裕をもってヤルものだから、そんなことをしちゃいけない。
たとえば不倫相手を縛るプレイをしたかったら、いきなり無理やり縛るのではなく、相手の合意を得てから縛ろう。
「縛ってもいいかな」なんていうのも良いけど、私なら「SMってやったことある?」「雑誌とかビデオで縛りとか見たことある?」というような入り方で、相手のイメージを探り、話を膨らませて「私、縛られてみたいな」と言わせてから縛るな。
キスマークを付けることだって、相手の確認を取ったとしても、注意しながらしなくちゃいけない。「もう何年も正パートナーと関係がないからキスマーク付けても大丈夫!」と言ってもらえていたとしてもダメだ。もし今日帰ってからそのキスマークがみられたらどうする?相手を追い込んでしまうじゃないか。そんなことはすべきでない。
相手の主たる生活に踏み込んで意見したりしてもいけない。
そんな責任取れないことに、偉そうに口を挟んだらだめだ。
「本気で君のこと考えてる」というポーズを見せたいんだろうが、不倫は不倫。本気の恋をしたいならこの文章を読まないでくれ。これは不倫指南なのだから。
二人のルールである禁止条例を相手と一緒に作っていくのは、楽しくて有意義な作業だ。
二人の次の展開のためにやっていることなので、どんな展開・プレイになるのかというワクワク感がある。
また、相手も自分も「非不倫教徒」から守るためのものなので、安心できる。そういう観点でも考えているとお互いに思うことでさらに相手を信用できる。
長く付き合っているならば、たまにはこの禁止条例を確認することも価値がある。
最初は「SMはちょっと・・・」なんて言ってたのに、今は「きつーく縛って欲しいな!」って言うかもしれないぞ。ぐふふ。