決着の時-1
ティアラはもう限界だった。
彼女は彼のペニスが侵入してくるのを止められない。
ティアラの手にかけられていた紐は解かれたが、
彼女はもう抵抗する力が残っていなかった。膣がヒリヒリと痛む。
再びロイクが彼の欲望を彼女の中に放出すると、思い立ったように服を身にまとい、
突然部屋から出て行き、ガチャリと再び鍵をかけた。
ティアラの責められ続けていた場所から、ドロッと精液が零れ落ちた。
彼女は溢れる涙をこらえながら、どうにかして、ここから出なければ・・・
と必死に考えていた。
しかしすぐにロイクは戻って来てしまった。
手に何かを握っている。
見るからに硬そうで、長くて太い棒だった。
まるで男根のような形をしているが、巨大すぎる。・・・。
ティアラは顔から血の気が引いた。
もしかして、あれを入れようとしているの・・・?
ロイクはティアラがこれから自分が何をされるのかに気がついたのを確信すると、
ニヤリとした。
ティアラは考えを巡らせ、とっさに思いついたことは、
ロイクを誘惑して彼が体のどこかに隠している短剣を奪う!だった。
ロイクが手に持っている無機質なものをティアラに近づけてきたとき、
彼女は彼の体を触れた。
胸元をそっと撫でた。
硬いものは感じられなかった。
そんな彼女の様子を見てロイクは、ニタリと尋ねる。
「どうしたんだ・・・?ずいぶん積極的じゃねえか。このオモチャ、
そんなに試してみてぇのか?ん?」
ティアラは思い切って自分からロイクに唇を重ねた。
彼女はカタカタと震えていた。
(気持ち悪い、自分からこんな男に口づけをするなんて・・・。
でもそんな事を言っていられない。)
ロイクはすぐにティアラの唇にむしゃぶりついてきた。
その隙に彼女は彼の服の上にそっと手をのせる。
何か武器になるようなものを隠しているはず・・・。
そう思って撫でるように体をまさぐったその時、
ロイクはティアラの手を突然掴んだ。